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甦る「旧割烹 小幡」の魅力と機能を充実させたい!

カテゴリー:まちづくり 

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寄付金額 125,000

6.2%

目標金額:2,000,000

達成率
6.2%
支援人数
8
終了まで
受付終了

山形県酒田市(やまがたけん さかたし)

寄付募集期間:2020年12月1日~2021年2月28日(90日間)

山形県酒田市

プロジェクトオーナー

「映画おくりびと」のロケ地(NKエージェントビル)であった「旧割 烹小幡」は、老朽化のため立ち入りができない状態でした。取壊しの危機を乗り越え、湊町酒田・日和山の新しいシンボル施設として改修されることとなり、来春の完成を目指して現在工事中です。日和山交流観光拠点施設「旧割烹 小幡」は、市民の憩いの場となるとともに、酒田の歴史・食の魅力を活かした観光施設として甦ります。展望と交流のエリアと、レストランと物販のエリアを備えた新たな施設としての魅力・機能向上・充実のためにガバメントクラウドファンディングに取り組みます。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

解体の危機を乗り越えて! 旧割烹 小幡(おばた)

「映画おくりびと」のロケ地が新たな観光・食文化の拠点施設に!

閉館時の外観

旧割烹「小幡」は明治中期から大正時代の建物とされ、平成21年の米アカデミー賞外国語映画賞受賞作『映画おくりびと』では、主人公が勤務する葬儀業者の社屋として登場しました。NPO法人が施設の一般公開を開始した平成21年度には、約11万8500人が来館するなどの賑わいを見せましたが、建物の歪みや外壁の腐食などの老朽化が目立ってきたことから、平成26年3月、閉館を余儀なくされました。

閉館した後、構造的な安全性などの面から、存続すべきか、保存活用すべきか、それとも解体すべきかで議論が揺れましたが、市中心部と港を臨む日和山公園を結ぶ坂道の頂点部に立地する小幡は、港町文化の雰囲気を漂わせ、景観面そして観光面でも貴重な財産であると位置づけ、大規模な改修を行ったうえで活用すると決定されました。

明治から受け継がれ、映画のロケ地としても活躍した「旧割烹 小幡」の再生に是非ともご協力をお願いいたします!

酒田の料亭文化を現在に語り継ぐ、その名も「瞰海楼(かんかいろう)」

明治から平成まで、そして令和から

眺望絶佳 瞰海楼

明治9年から料亭を営んできた「小幡」は、港や日本海、市街を一望できる景勝地にあることから『瞰海楼』と呼ばれ、高名な政治家や多くの文人墨客が足跡をとどめた酒田自慢の名所でした。平成10年に廃業となりましたが、その姿は当時の酒田の繁盛ぶりを今に残してきました。

小幡の建築物は、明治初期(推定)に建築された木造在来工法地上2階の和館、大正11年に建築された鉄筋コンクリート木造混構造地上2階地下1階の洋館、明治初期(推定)に建築された蔵造り地上2階の土蔵の3棟から構成されています。近代和風建築のような贅を凝らした技法や高級な素材の使用は見られませんが、港町酒田の料亭文化を支えた相馬楼や宇八楼(現 山王くらぶ)が庄内大地震(明治27年)後に再建されたものであることを考えると、建築物としての「小幡」の貴重性は特筆に値します。また、他の料亭とは異なり、町家建築を原型した建築物であること、特異な小屋組み、歴史上の人物の逗留など、文化財としての多様な価値も有しています。

洋館は洋食部として開業されましたが、『天皇の料理番』として知られるフランス料理アカデミー名誉会員秋山徳蔵氏などの一流料理人が集う東京の精養軒で修業したシェフが腕を振るう本格的なフレンチレストランでした。戦争の影響などもあり、後年はビアホールやダンスホールなどとして利用されていました。

「旧割烹小幡」の魅力とは

港町のシンボル『日和山』のランドマーク

瞰海楼からの眺望

港町酒田のシンボル日和山。小幡はその頂上にあり、街路軸の焦点に位置することから、まちや港から仰ぎ見られるランドマークとして来訪者や市民の心に強い印象を残してきました。また、街並みや日本海の水平線まで一望できる小幡からの眺望も、多くの市民の中に記憶されています。料亭文化を体現する建物が都市景観上の要ともなっている貴重な例と言えます。

港町文化を堪能できる交流観光拠点施設に!

寄附金の使い道

今回のご支援は、「旧割烹小幡」の魅力と機能を充実させるために、内装と備品費用の一部に充てさせていただきます。

※目標金額に達しなかった場合でも、ご支援いただいた寄附金は当該事業に充てさせていただきます。目標金額以上のご寄付をいただいた場合は、本事業に関連する事業に充てさせていただきます。

 

和館は、開業当初の飲食店本来の機能を維持しながら、町家建築としての意匠を楽しめるレストランとして整備されます。また、2階からの眺望もお楽しみいただけます!

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洋館は、創業時の斬新な外観を復活し、通りから直接出入りできる飲食施設として再生活用します。

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寄付者の皆さまへ

酒田市長  丸山 至

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存続か解体かの議論の中で、残して活用する方が日和山一帯の観光の魅力になるとの意見を多くいただき、私も「残したい」と存続の決定を行いました。
酒田港や日本海、市街地を一望できる景勝地に立地し、本市を訪れた観光客の皆様が市内を回遊していただく際には、まさに中心となる日和山の玄関部分に小幡はあります。その景観から「瞰海楼」と呼ばれ、当時の酒田の繁盛ぶりを今に残すこの建物の魅力を皆様に体感していただきたいと思います。
2021年3月完成予定となっておりますので、酒田においでの際は是非お立ち寄りいただき、湊酒田の食と文化をご堪能ください。

現在進捗情報はありません。

山形県酒田市

北に鳥海山、南に月山を望み、雄大な庄内平野の中央を流れる最上川の河口に位置する酒田市は、江戸時代、西回り航路が整い、北前船交易により湊町、商人の町として栄え、今も上方文化を感じることができる史跡や建築物が多い街です。近年は国際貿易港である酒田港を中心に、国際交流都市として発展を続けています。