• TOP
  • 過去実績
  • ~甦れ!学びの拠点~新渡戸稲造「札幌遠友夜学校記念館建設募金代理寄附」

~甦れ!学びの拠点~新渡戸稲造「札幌遠友夜学校記念館建設募金代理寄附」

カテゴリー:子ども・教育 

main_img

寄付金額 1,474,000

9.8%

目標金額:15,000,000

達成率
9.8%
支援人数
58
終了まで
受付終了

北海道白糠町(ほっかいどう しらぬかちょう)

寄付募集期間:2020年12月1日~2021年2月28日(90日間)

一般社団法人 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会×北海道白糠町

プロジェクトオーナー

「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」の夢を叶えたい!
 北海道第二の開拓期である現代において、地方再生のアイディアや実践の拠点となる施設になることを期待し、その建設募金に協力するもので、いただいたご寄附は全額を会へ寄附することとしております。
 新渡戸稲造といえば、旧5,000円札の肖像画でおなじみですが、実は、北海道開拓、北海道農業に多大なる功績を残しているのです。
 白糠町は、北海道の一つの町として氏の功績に敬意を表するとともに、記念館設立に協力したいと考えました。
 本プロジェクトにつきましては、お礼の品をお選びいただくことはできませんが、皆様のご理解・ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

※本プロジェクトは最終目標金額を3,000万円としており、寄附状況によって来年も募集を実施する可能性があります。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

札幌遠友夜学校とは?

一般社団法人 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会HPより

 札幌農学校(現在の北海道大学農学部)の卒業生である新渡戸稲造は、明治24年(1891年)に母校の教授として札幌に戻りました。
 その2年後、萬里子夫人(メリー・P・エルキントン)に、アメリカの実家から届いた1,000ドルの遺産を用いて札幌市内に開設されたのが、稲造の夢であった遠友夜学校です。
 学校に行きたくとも様々な事情で就学出来ない児童のために作られたもので、明治27年(1894年)の開校から昭和19年(1944年)に軍事教練を拒み廃校に追いやられるまでの50年にわたって、男女の別なく無料で開かれていました。
 この学校は[学問より実行]を教育の根本におき、一般教科目は勿論ですが、特に教育に体育を重視し、他の人への思いやりを持った人間を育てるのが大きな特色でした。
 新渡戸稲造の崇高な精神に共鳴し、社会事業に深い理解を持つ人々の寄付金を中心に運営され、教師も北大の学生が新渡戸博士の意志を引き継いで代々無給で奉仕してきました。温かな援助を惜しまなかった市民の人たちなどに支えられ、希望の灯をともし続けた遠友夜学校は、札幌のボランティア活動の原点でもありました。

この原点を活かし、地方再生のアイディアや実践の拠点となる施設を作りたい

 言わずと知れた高齢社会。少子化・核家族化、IT化等が進む中で、従来のような家庭、学校、地域の機能・役割は変化してきています。
 家庭では、携帯メールでのやりとりが増え、親と子、家族間のコミュニケーションのとり方が変化していませんか?
 学校では、学力低下への対応のほかに、基本的なしつけができていない子どもへの対応等、家庭教育の補完的な役割を果たさなければならない状況です。
 そして、生活圏としての地域では、帰属意識が希薄化し、以前のように、自分の子も他人の子も、わけへだてなくしつけるという光景はあまり見られなくなってきています。
 このように、家庭や地域の教育力が変化し、青少年の問題行動や規範意識の低下等が大きな社会問題になる中で、青少年が自ら生きる力を育み、 将来に夢と希望を持てるようにするため、地域全体で子どもと繋がれる場所をつくる。子どもだけなく、大人も繋がれる場として、歴史ある札幌遠友夜学校のような場を、現代に再現したいという想いから本プロジェクトは立ち上がりました。
 私たち大人には、子どもたちに明るい未来を提示する責務があります。私たちは皆さんとともに、この小さな21世紀の寺子屋から、北海道の次なる発展、日本や世界の未来を担う人材、素晴らしい研究者、起業家、企業家、真の政治家を育てられると信じています。
 この場所が北海道の、日本の未来を担う人材を後押しし、地方再生のための拠点となり、地域が活性化していく仕組みを作っていきたいと考えております。
 ぜひ、ご支援いただけますと幸いでございます。

記念館建設に向けてのヴィジョン

記念館イメージ図

 記念館活動は公的な役割を担いますので公の機関との連携はもちろんですが、民間の機関として皆さんの要望・アイディアを聞きながら、それぞれの思いを生かした温かく簡素な運営と、多彩な活動を考えています。現在、以下のような事業概要、運営を考えています。なお、本事業は、札幌市、札幌市教育委員会と相談しながら進めているものです。

★事業概要

(1)市民や道民など地域や国を結ぶ国内・国際交流、世界を学ぶ事業
(2)講演、出前講義の斡旋、読書会、記念フォーラム、大学等のアウトリーチ活動
(3)一般市民向け教養講座、音楽会、各種の教育プログラム(不登校児童・生徒の学びの場、進学塾、学習補習教室、障がい者の会、女性の会、相談会等)
(4)展示、図書室、閲覧室の充実
(5)その他

10,000人の新渡戸の子

 札幌農学校精神を受け継ぐ人たちは゛札幌の子”といわれますが、今゛新渡戸の子”が、21世紀の遠友夜学校の開設を目指し、その記念館設立に立ち上がりました。
 新渡戸を表すキーワード「国際性」「多様性」「寛容性」は、グローバル化の不透明で不安な現在、まさに全人類に求められている言葉ではないでしょうか。新渡戸博士のような真の教養人、行動する総合的知識人を育んでいく必要があります。
 10,000人の新渡戸の子が、その気になれば不可能はありません。「主義主張にこだわらず、どんな人とも交流し、理解しあい、お互いの立場や人格を尊重する寛容な生き方」の新渡戸を見習い、他社を排除することなく、多くの皆さんと協働の精神によるみんなの共有の場を作りたいと考えています。

「旧5,000円札の肖像画」だけじゃない

新渡戸稲造とメアリー夫人

 実は新渡戸は、札幌農学校卒業後、北海道開拓使御用掛、農商務省御用掛として開拓事業に携わり、札幌農学校予科教授も兼務しておりました。北海道全体の開拓に寄与し、北海道の農業に多大な影響を残しているのです。
 しかし、彼を語るコトバはそれだけでは足りません。
 新渡戸は狭い日本に収まる人物ではなく、西洋の学問に興味を持つうち、いつしか欧米を飛び回って活躍するようになり、奥様はメアリー(アメリカ人)という当時珍しい国際結婚を果たす先人でもありました。

武士道表紙

 また新渡戸は、名著『武士道』を英文で書きあげました。日清戦争の勝利などで日本および日本人に対する関心が高まっていた時期であり、1900年(明治33年)に『武士道』の初版が刊行されると、やがてドイツ語、フランス語など各国語に訳されベストセラーとなり、セオドア・ルーズベルト大統領らに大きな感銘を与えたのです。新渡戸の『武士道』は読み継がれ、21世紀に入っても解題書が出版され続けています。

 1920年(大正9年)の国際連盟設立に際して、教育者で『武士道』の著者として国際的に高名な新渡戸が事務次長の一人に選ばれました。東洋と西洋の架け橋になりたい――そんな新渡戸の思いは、終生、変わることはありませんでした。

白糠町より皆様へ

写真

 本事業を進める、「一般社団法人 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」の理事長 松井博和氏は、白糠町へ何度もお越しいただいており、講演会などでも大変お世話になっている方であり、このご縁からも、白糠町でできる限りの協力をしたいと考えております。
 もちろん、「一般社団法人 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」も独自で募金活動を行ってはおりますが、寄附による税額控除を受けられるものではありません。しかし、白糠町がふるさと納税のクラウドファンディングとして協力できれば、返礼品を送ることはいたしませんが、寄附による税額控除が受けられるものであり、ご寄附者さま・法人・白糠町そして世間にとっても、四方良しの関係となるものであります。
 皆様のご理解・ご協力を賜りますよう、重ねてよろしくお願い申し上げます。

  • 2021年09月08日 16:27

    【感謝のメッセージ】

    ご寄附してくださったみなさま、この度は多大なご寄附を頂き、誠にありがとうございました。
    ご報告が遅くなり大変申し訳ございません。
    一般社団法人「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」の活動に、共感頂いて、支援頂ける方々がこんなにたくさんいること、大変ありがたく感じております。
    頂いたご寄附の全額は、令和3年4月に白糠町から考える会へお渡しいたしました。
    本年10月から第3回のGCFを実施する予定ですので、ご協力いただけましたら幸甚にございます。

    もっと見る

    この進捗情報を読んで「エールを送りたい」
    と感じたらぜひ拍手を

    拍手をありがとうございます。
    あなたのエールがプロジェクトの支えになります

    まだコメントはありません

    コメントを投稿するには、 ログインとプロジェクトへの寄付が必要になります。

北海道白糠町

 白糠町は北海道の東部に位置し、人口約7,500人のまちです。
 本町は太平洋沖の暖流と寒流が交わる絶好の漁場にあり、1年を通じて様々な海産物が獲れるもので、特にししゃもや毛がに、柳だこ、鮭、つぶ貝は築地市場を始めとし全国から引き合いがあります。
 恵まれた漁場にある本町は水産物だけでも十分すぎるくらいですが、山に目を向けると、また様々なものがあります。
 しそを使った焼酎と言えば今や全国区の『しそ焼酎鍛高譚』のしそをはじめ、イタリアンチーズや羊肉、ヨーロッパでは特別な日の高級食材として愛されている鹿肉。
 このように本町は、海を見ても山を見ても豊富な食材にあふれています。
 今回のGCFにつきましては、お礼の品のご用意はしておりませんが、「寄附金の使いみち」についてご意向に沿うようでしたら、幸いに存じます。