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【第2弾】現代の生活スタイルに合った「手間いらずで美味しい」魚の常温保存OKな加工食品を開発したい! ~新たな事業で若い漁師に夢を~

カテゴリー:食・農林水産業・商工業 

main_img 達成

寄付金額 1,694,000

169.4%

目標金額:1,000,000

達成率
169.4%
支援人数
110
終了まで
受付終了

佐賀県NPO支援(さがけん えぬぴーおーしえん)

寄付募集期間:2021年6月1日~2021年12月31日(214日間)

タグ:

佐賀県NPO支援 × 浜-街交流ネット唐津

プロジェクトオーナー

NPO法人 浜-街交流ネット唐津は、魚消費量の減少や魚価の低迷等による漁家経営の悪化及び後継者不足にともなう産地機能低下等の問題を解決するために、漁業者自らが設立した組織です。現在、魚食普及のための料理教室や漁業体験、海の学習教室、加工品製造・販売事業等を行っています。

今回のプロジェクトでは、産地機能の維持を図るために、平成29年度にGCFで取り組んだ冷凍の加工品開発「唐津めしんしゃー漁師飯」の第2弾として、常温保存加工品の開発に取り組みます。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

日本人の魚離れが進んでいます

肉類と魚の摂取量が逆転!

近年、国民の食用魚介類の1人1年当たりの消費量は、平成13年の40.2kgをピークに減少しています。平成23年には肉類の消費量が魚介類を上回り、平成28年には24.6kg(概算値)にまで減少しています(図1)。

●なぜ魚の消費が減少したのか

魚介類の消費減少の要因としては、以前から調理時に出る生ごみやにおいの問題、調理するのに手間がかかること等が指摘されており、特に近年は共働きなどの国民の生活スタイルの変化も要因として挙げられています。

●漁村の荒廃の現状

魚の消費量の減少の結果、漁家経営は魚価の低迷、燃油・資材の高騰等とあいまって厳しさが増し、後継者不足と漁業従事者の高齢化(図2)といった漁業の存続にまで影響する問題がみられています。

●なぜ魚の加工品をつくるのか

一方で、主菜となる食材の今後の摂取量に関する消費者の意向をみると、魚介類をもっと増やしたいという意識は根強くあります。そして、消費者の「調理に関すること」に関する調査結果をみると、魚の消費を増やすためには、現代の生活スタイルに合った「できるだけ簡単でおいしいもの」で、健康志向に対応した「栄養バランスがとれたもの」が求められていることがわかります(図3)。

私たちは、これらの消費地の課題と産地がかかえる課題を背景に、消費者ニーズに対応した加工品開発による漁家経営の支援を行っています。今回のプロジェクトでは、手軽に食べることができる常温保存の加工品開発を行います。

手軽に魚介類の栄養を摂取できる加工品開発

コロナでレストラン等へ卸せなくなってしまった魚を有効活用

私たちは、毎年、魚の消費を増やしたいとの思いから、佐賀県内や東京で料理教室や直売会を開催しています。その中で消費者のみなさんから、「魚を家族に食べさせたいが、調理が面倒」、「一匹魚を買っても調理できない」、「さばき方が分からない」等のご意見をいただきました。

そのような声に応えるために、佐賀県を通じてふるさと納税でいただいたご寄付で、2017年に魚の加工場を整備しました。また、2018年のGCFプロジェクトを通じていただいたご寄付で「唐津めしんしゃー漁師飯」を開発し、2020年のGCFを通じていただいたご寄付で、量産体制を整備しながら、販路拡大を行っています。



おかげさまで、「唐津めしんしゃー漁師飯」は、2021日本ギフト大賞を受賞しました。

写真



今回は、常温保存可能な商品を作ってみなさまにお届けしたい!

今回のプロジェクトでは、コロナで飲食店などへ卸せなくなった魚や、おいしいのにサイズが小さくて商品として出荷できない魚介類を活用し、加工品開発及び食品栄養学の専門家等と協議を行いながら、常温保存が可能で、栄養成分や機能性成分に重点を置いた手軽に食べることができる加工品を開発します。

〈商品例〉缶詰、佃煮、ふりかけ、フレーク、お菓子等 

■加工品開発目標7商品!!

みなさまのご意見を参考に加工品開発を行います。

【寄付金の使い道】
「唐津めしんしゃー漁師飯」常温保存加工品の開発費用
・施設拡充:施設整備費(加工機器類30万円)
・資材:原魚、その他資材費(20万円)
・衛生検査委託:成分分析、衛生検査委託費(20万円)
※目標金額に達しなかった場合は、できる範囲で自己資金で対応します。

【事業実施のスケジュール】
・2021年7月~11月:加工品開発
・2021年12月~:販売開始

若者が漁業に従事したいと思えるような経営環境づくり

後継者問題への挑戦

現在の後継者不足が続けば、さらに漁業従事者の高齢化と減少が進み、将来は生産構造の弱体化や生産基地としての機能低下等の産業上の問題や、漁村の人口減少等の問題も危惧されます。

私たちは、このような問題を防ぐために、産地の責任として消費者の声に耳を傾け、ニーズに対応した付加価値をつけた加工品開発を行うことが必要と考えており、2018年のGCFプロジェクトを通じていただいたご寄付で「唐津めしんしゃー漁師飯(急速冷凍加工品)」を開発しました。

おかげさまで、順調に売れており、漁家経営の一助になっています。

袈裟丸水産

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私たちは、佐賀県玄界灘で海士漁とマガキ養殖業を行っています。

近年は国民の魚離れや天然資源の減少等がみられ、このままでは地域の漁業後継者がいなくなってしまうのではと危惧しています。

消費者の皆さんにもっと魚を食べてもらうためには、消費者ニーズに対応した加工品づくりが必要です。

私たちは、今回のプロジェクトに参加して喜んでいただける加工品づくりを目指します。

そして、その結果、地域全体の漁家経営の向上、後継者育成につながればと考えています。

事業に携わる方の思い

NPO法人 浜-街交流ネット唐津 代表理事 千々波 行典

■漁業存続へ向けた加工品づくり

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魚介類は、これまで日本人にとって身近で健康を支えてきた栄養豊かな食材であるとともに、日本の食文化を代表する食材です。

しかし、近年、漁業者数の減少が著しく、水揚げ量も減少しています。一方、海外では健康ブームから魚介類消費量が増加しており、各国が世界中の魚介類を争って買い占めるため、日本の魚介類輸入量は減少しています。

国連レポートでは、2050年には世界の人口が97億人になるとしており、そうなれば日本はますます魚介類輸入がむずかしくなることが予想されます。

将来、国内において安定した水揚げを行うためには、後継者を確保して水産基地としての機能を維持する必要があります。

今回のプロジェクトでは、魚介類の消費量を回復させ、同時に未来の漁業存続へ向けて若者が漁業に従事したいと思える漁家経営環境をつくりたいと考えています。

ひびき水産(定置網漁家)

■漁家経営の向上と後継者育成

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私たちは、定置網漁業を行っています。

定置網には、季節によって小型のマアジやケンサキイカ等が大量に入網することが多々あり、そのようなときは魚市場に出荷しても安いことが多いのです。

私は、これらの魚介類を活用して、寄附者の方々のご意見やご要望を参考に簡単に食べることができる加工品を開発したいと考えています。

そして、私たちの子供に漁業を継いでもらえるような環境をつくりたいと考えています。

東宝丸(いわし曳網漁業、吾智網漁業)

■寄付者の方々と一体となった加工品づくり

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私たちは、いわし曳網漁業でカタクチイワシを漁獲して、釜揚げしらす、乾燥ちりめんなどを製造しています。

近年、家庭で煮干しを利用する家庭が減少していますが、カタクチイワシには、カルシウムやビタミンD等の体によい栄養成分がたくさん含まれています。

今回のプロジェクトでは、カタクチイワシを使って、簡単に食べることができる加工品を開発したいと考えています。

住民の声

佐賀市在住 原田さん

魚介類の簡単調理で健康生活

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私は、家族の健康を考えて体に良い栄養や機能性成分をたくさん含む魚料理を食卓に出したいと思っていますが、調理に時間がかかることなどから、ついつい敬遠しがちになります。
NPO法人 浜-街交流ネット唐津が、販売している「唐津めしんしゃー漁師飯」は、地魚を使い栄養成分にもこだわった加工品で、冷凍庫から出してすぐに食べることができるのでびっくりしました。
スーパーにはない魚の旨味を活かした味付けはバッチリです!
今回のプロジェクトでは、常温保存の加工品を開発されるとのことで、楽しみにしています。

プロジェクトへご参加いただける皆様へ

NPO法人 浜-街交流ネット唐津からのメッセージ

最近、変化している消費者ニーズに対応した加工品づくりには皆様のご意見が必要です。

ぜひ、漁業活性化、現代の生活スタイルに合った加工品開発のためのご支援をよろしくお願いします。

返礼品にもこれまでに開発した魅力ある水産物を取り揃えております!!

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

  • 2023年07月31日 10:07

    「唐津めしんしゃー漁師飯」の常温保存が可能なレトルト版を開発

    「唐津めしんしゃー漁師飯」の常温保存が可能なレトルト版を開発しました。今後は漁業者自らが製造し、漁家経営の一助につながればと考えています。ありがとうございました。 

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  • 2021年09月17日 15:21

    募集期間を延長しました

    全国の皆様の多大なるご支援により目標額を達成することができました。感謝申し上げます。
    また新たな漁師飯の開発への期待や応援メッセージもたくさんいただき、誠にありがとうございます。

    この度、2021ふるさとチョイスアワード「チョイス事業者部門」にノミネートされました。これも皆様のご支援のたまものです。
    新型コロナウイルス感染症の影響にともなう飲食店の営業縮小により魚介類の販売が低調ななか、漁業者も今回の加工品開発に大きな期待をしています。
    すでに当初スケジュールどおり7月から開発に着手しています。

    すでに目標金額に達しましたが、加工品製造計画を拡大していきますので、募集期間を延長させていただきました。

    さらなるご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

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  • 2021年09月02日 11:20

    募集期間を延長しました

    8月30日現在、全国の皆様の多大なるご支援により目標額の8割に達することができました。感謝申し上げます。

    また応援メッセージもたくさんいただき、誠にありがとうございます。

    新型コロナウイルス感染症の影響にともなう飲食店の営業縮小により魚介類の販売が低調ななか、漁業者は今回の加工品開発に大きな期待をしています。すでに当初スケジュールどおり7月から開発に着手しており、年末に販売開始の予定です。
    もう少しで目標金額に達しそうですので募集期間を延長させていただきました。さらなるご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

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佐賀県NPO支援

佐賀県のふるさと納税は、皆さまが支援したい佐賀県内のNPO等を指定して寄付することができます。お返しの品は指定されたNPO等が自らの創意工夫で送ることで、県の事務経費を抑え、できる限り多くの額を指定されたNPO等にお渡しし、“自ら考え行動する自発の地域づくり”を応援しています。