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ジブリ作品「天空の城ラピュタ」等を手掛けた美術監督 山本二三さんと創る、絶賛希少の地「水分れ」を応援してください

カテゴリー:観光・PR 

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寄付金額 640,000

32%

目標金額:2,000,000

達成率
32%
支援人数
19
終了まで
受付終了

兵庫県丹波市(ひょうごけん たんばし)

寄付募集期間:2021年10月15日~2022年1月31日(109日間)

兵庫県丹波市

プロジェクトオーナー

天から降る水のしずくを 北と南に分ける地、丹波市。兵庫県丹波市の代表的な自然・地勢の「水分れ(みわかれ)」は古くからこの地に生物多様性や、人の行き交いをもたらし、丹波市で育まれてきた寛容性の原点と言えます。そして、水分れがある氷上町石生を中心に、兵庫県高砂市から京都府舞鶴市までを結ぶ、南北にのびた低地帯「氷上回廊」があります。この水分れや氷上回廊のことをもっと多くの方に知ってもらいたい!魅力を伝えたい!という思いから、「氷上回廊水分れフィールドミュージアム」として2021年3月20日にリニューアルオープンしました。しかし、まだまだ当館の認知度は低く、来館者に継続的にお越しいただくためには、さらなるPRが必要です。本プロジェクトでは、2020年に丹波市立植野記念美術館で行った「山本二三展」のご縁からアニメーション美術の創造者でもあり、様々な作品を世に送り出される山本二三さんに、山本二三さんの世界観で「水分れのいま」を描いていただくことで、多くの皆さまに当館の存在を知っていただきたいと考えています。

希少な地形「水分れ」を地元の有効資源としてもっとPRしたい!
その想いで、水分れフィールドミュージアムは作られました。
更にみなさんに知っていただけるよう、
ジブリ作品で美術監督を務めた山本先生と共に本プロジェクトを立ち上げます。

100万分の1と言われる地理学的にも希少な地とは

水分れ(みわかれ)と氷上回廊

兵庫県丹波市氷上町石生。
ここに水分れ(みわかれ)と呼ばれる地域があります。ここは日本列島を縦断する中央分水界の中にあって本州一標高の低い中央分水界です。その標高はわずか95m。
※中央分水界とは、降った雨を瀬戸内海と日本海に分ける境界のことです。

他の地域だと日本海側と瀬戸内海側を行き来するためには標高1,000m~3,000m級の山々を越えなければなりません。しかし、この水分れおよび氷上回廊と呼ばれる低地帯ではそのような山々を越えずとも標高わずか95mの高低差のない平野部や、丹波市を中心に日本海側に流れる由良川と瀬戸内海側に流れる加古川を通るだけで行き来することができます。そのため、古くからこの地に南北の特徴を持つ生物が共生し、人の交流をもたらし、丹波市で育まれてきた文化や歴史の原点と言えます。

山々に囲まれたこの低地帯は「氷上回廊」といい、瀬戸内海と日本海を結ぶひとつの道となっています。
氷上回廊を取り巻く豊かな自然と文化は、地域の自然や人々の暮らしに様々な影響を与えてきました。氷上回廊について考えることは私たちが住む自然環境について考えることと同じ。
現代社会の大きな環境問題である『地球温暖化』と『生物多様性』という二つのテーマを考えるにふさわしい地域です。

氷上回廊水分れフィールドミュージアム

「小さいけれども学びがいっぱいの博物館」を目指し、言葉で説明しても難しい氷上回廊や水分れの魅力を様々な展示手法でお伝えしています。
当館では、標本・映像・体験キットを使い、氷上回廊の地形の秘密や不思議な生態系、人やモノの交流の歴史など、氷上回廊を取り巻く森羅万象を学ぶことができます。
また、野外フィールドを活かし、年間20回程度のワークショップ、フィールドワークを開催し、氷上回廊の今の魅力に触れられる機会を提供しています。

もっと多くの人に知ってほしい!魅力を伝えたい!

有名美術監督の山本二三さんとコラボしてPRを計画!

水分れや氷上回廊のことをもっと多くの方に知ってほしい!魅力を伝えたい!という思いから、2021年3月20日にリニューアルオープンした氷上回廊水分れフィールドミュージアムですが、新型コロナウイルスの影響もあり、まだまだ施設の認知度は低く、更なるPRが必要です。
また、市内のこどもたちも、学校の授業でミュージアムを訪れたり、こちらから出前授業で赴くことは多々ありますが、休日に家族と一緒に来られる子はまだまだ少なく、訪れた親御さんも「こんなところがあったんですね。」と驚かれることが多く、どうにかして当館の存在を知ってもらい、活用いただく必要性を感じています。
そこで、アニメーション美術の創造者でもあり、様々な作品を世に送り出された山本二三さんに、山本二三さんの世界観で「水分れのいま」を描いていただくことで、多くの皆さまに当館の存在を知っていただきたいと考えています。

山本二三さんのご紹介

今回、丹波市の描き下ろし風景画をアニメーション映画・美術家の山本二三さんに描いていただきます。
山本二三さんはこれまで『天空の城ラピュタ』『火垂るの墓』『もののけ姫』『時をかける少女』等の名作アニメーション映画で美術監督を務め、多くの人の心に残る背景画をたくさん描いてきました。

昨年2020年夏には丹波市で「日本のアニメーション美術の創造者 山本二三展」が開催されたのですが、コロナ禍のため残念ながらイベントも行われず、山本二三さんも丹波市に来ることができませんでした。
その後、状況を見て幸い丹波市に取材にお越しになることが叶い、今回の描き下ろし絵画を描いていただくこととなりました。
「氷上回廊水分れフィールドミュージアム」をPRするための風景画を描いていただき、その絵を使ったポストカードやクリアファイルの商品開発等にも支援金を充てたいと考えています。

写真

山本二三さんから見た丹波市とは・・・?

山本二三さんは、2020年秋に丹波市にお越しになりました。
秋の丹波市は紅葉が美しく、「丹波三宝」と呼ばれる丹波栗・丹波黒大豆・丹波大納言小豆が収穫の時期を迎えます。
山本二三さんには丹波市の魅力をお伝えするとともに、丹波市市島町の山頂から見渡す丹波市、氷上回廊というキセキが生んだ、希少種「ナガレホトケドジョウ」の生息地などを見学いただきました。
そして、丹波市の自然、風土、文化、食に共感いただき、このプロジェクトに協力いただくこととなりました。山本二三さんの心に映る丹波市はどんな風景だったのでしょうか。

山本二三さんからのメッセージ

昨年2020年夏、兵庫県の丹波市植野記念美術館で山本二三展を開催していただきました。
コロナ禍ということもあり、残念ながらイベントも行われずその時は丹波市へ伺うことができませんでした。
その後、丹波市とのご縁が続き「水分れ」の取材に行くことができました。
地形の関係で雨水が一方は日本海側へ、もう一方は太平洋側へと分かれる境界線があり、地質学的にも貴重な場所だそうです。
ホトケドジョウという絶滅危惧種の日本固有種が生息するという湧水の源流へも行くことができました。
丹波の民話によると、「独鈷(どっこ)の滝」には大蛇が棲んでいて弘法大師が鎮めたという言い伝えもあるようです。
水は生命の源であると同時に溢れると恐ろしいものですから、畏怖(いふ:恐れおののくこと。人智を超えた力を恐れると同時に敬い謙虚な気持ちになるようなニュアンスでしょうか。)の思いが大蛇の物語に託されているようにも感じました。

案内してくれた専門家に聞きました。「水分れで分かれた水は再び合流することはないのでしょうか?」
答えは、「合流する時は水が溢れる時」だそうです。長い歴史の中でその時に、北と南の生物や植物が行き来して混ざってきたそうです。
氾濫は恐ろしいことですが、新しい生態系を作ってきたのでしょう。やはり畏怖を感じてしまいます。
そんな丹波の水で作られた地元の日本酒「玄武」(西山酒造)も飲みまして、素晴らしい味でした。
今回、クラウドファンディングを通して丹波の絵を描くことになりました。この文章が皆様に読まれる時点でコロナ禍がどうなっているかは分かりません。
1日も早く事態が落ち着くことを願うばかりですが、もしかしたらまだ辛い状況が続いているかもしれません。そんな中、絵画等の文化は生活の必需品ではないかもしれません。
それでも、ご覧いただく方に長く楽しんでもらったり、「水分れ」について知ってもらえるきっかけになることと思っています。ここ10年、絵にできることはなんだろうと自問自答しながら制作を続けています。

寄付金の使い道

皆様からの寄付は、本施設をもっと多くの方々に知ってもらうための経費等に使わせていただきます。

・山本二三さんによる絵画制作費・施設PRのためのグッズ作成費用
・ワークショップや企画展の開催費用
・郷土の魅力を子どもたちに伝える機会の拡充に向けて教育施設と連携した博学連携事業にかかる費用

※目標金額を上回った場合も、下回った場合も本事業に活用させていただきます。


【事業スケジュール】
2021年12月 グッズ制作開始
2022年3月  返礼品発送

市からのメッセージ

丹波市教育長 片山則昭

様々な人に、魅力を知ってもらう機会の拡充を

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丹波市では、新型コロナウイルスの収束が見えない中にあって、学校・家庭・地域で子どもたちの安全・安心を確保することを最優先に、子どもたちに関わるすべての方々が創意工夫を重ね、共に力を合わせて乗り越えることに集中しています。また、コロナ禍にあっても子どもたちの学びをとめない学校づくりの実現をめざしています。

さて、この氷上回廊水分れフィールドミュージアムですが、通信環境が整っており、今は絶滅したミナミトミヨや氷上回廊を分かりやすく解説している展示室の3Dデータを構築しています。
幸いなことに、GIGAスクールの導入により市内の小学生各自にタブレット端末が支給され、教室には電子黒板が配備されています。これらを活用し、出前授業で小学校に赴き、ミュージアムにいなくても3Dデータを使って、この丹波の文化を育んできた氷上回廊という存在を伝え、郷土の魅力に気づいてもらうきっかけづくりをしています。

このように、市外の方に氷上回廊の魅力を伝える役割を担うだけでなく、市内のこどもたちに郷土の魅力を伝える役割も担っている氷上回廊水分れフィールドミュージアムですが、氷上回廊というものが様々な構成要素を持っているため、常設展示だけでは伝えられないおもしろさが数多くあります。そのおもしろさを伝えるためのワークショップや企画展を今後も開催していくため、是非皆様のお力をお貸しください。

寄付者の皆様へ

現在もコロナ禍によって、不安な日常を過ごされている方々が多いのではないでしょうか。
そのような中においても、丹波市では「子ども達の学びを止めない、未来へ進む一年を目指して」様々な教育活動を展開しています。
氷上回廊水分れフィールドミュージアムにおいても、地域のことを気軽に学べる、地域の方々との交流ができる「小さいけれども学びがいっぱいの博物館」を目指してスタッフ一丸となって運営を行っております。
皆様からのご支援によって描かれた、山本二三さんからみた「丹波市」を感じていただければと考えております。

お礼の品のご紹介

  • 2022年02月09日 08:38

    寄附募集期間終了と寄附のお礼

    本プロジェクトは1月31日をもって寄附募集を終了しました。ご協力いただきました方々に心から感謝申し上げます。残念ながら、目標金額には届きませんでしたが、皆様からのあたたかい応援メッセージをいただき、勇気付けられました。また、このプロジェクトを通じ、水分れのことを知っていただけたこと、嬉しく思います。皆様からいただきました寄附は、水分れフィールドミュージアムPRのため、活用させていただきます。ご協力ありがとうございました。今後とも丹波市をよろしくお願いいたします。

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  • 2021年12月28日 09:13

    寄附募集期間を延長します

    このたびは、「ジブリ作品「天空の城ラピュタ」等を手掛けた美術監督 山本二三さんと創る、絶賛希少の地「水分れ」を応援してください」にご支援いただき、心から感謝申し上げます。募集期間を12月27日までとしておりましたが、引き続き寄附をいただいておりますことから、プロジェクト達成に向け、1月31日まで寄附募集期間を延長します。多くの方々からのご支援にお礼申し上げますとともに、引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

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兵庫県丹波市

丹波市は、兵庫県の中央東部に位置し、美しい自然と懐かしい田園風景が広がる緑豊かな地域です。市内西部を南北に日本標準時子午線(東経135度線)が通っており、北東では京都府、南東では篠山市、南西では多可町、南では西脇市、北西では朝来市と境を接しています。阪神間からJRや自動車で約1時間30分から2時間圏域であり、市内の南部地域は阪神都市圏との係わりが比較的深く、一方、北部地域は隣接する京都府等との係わりが比較的強くなっています。気候は瀬戸内海型、内陸型気候に属し、年間を通して昼夜間の寒暖差が激しく、秋から冬にかけて発生する丹波地域の山々をつつむ朝霧、夕霧は「丹波霧」と呼ばれ、豊かな自然環境に一層の深みと神秘さを醸しだしています。市内には、かたくりやもみじの名所があり、四季折々の自然の移ろいを感じることができます。また、平成18年には、後に「丹波竜」と命名される恐竜化石が発掘され、恐竜化石を活かしたまちづくりにも取り組んでいます。