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世界自然遺産の島、徳之島・天城町の魅力を次世代につないでいくバトン! ~あまぎ学を通した地元学の推進~

カテゴリー:子ども・教育 

main_img 達成

寄付金額 2,015,000

100.7%

目標金額:2,000,000

達成率
100.7%
支援人数
47
終了まで
受付終了

鹿児島県天城町(かごしまけん あまぎちょう)

寄付募集期間:2021年8月13日~2021年12月31日(141日間)

鹿児島県天城町

プロジェクトオーナー

私たちが暮らす徳之島・天城町の山間部地域が、「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」世界自然遺産に含まれています。
この世界自然遺産の特徴は、世界中を見渡しても、ここにしかいない生き物や多くの種類の生き物が生息している生物多様性にあります。
そして、それぞれの島に、そこにしかない生態系があり、私たちが暮らす徳之島にしかいない生物も数多く存在しています。
この、素晴らしい世界自然遺産の価値を守るために、取り組まなければならないことは多数存在しています。私たちが今回実施するプロジェクトは、『未来に向けて“価値を知る”、“価値を伝える”、“価値を遺す”』という点に重点を置き、実施していきたいと思っています。
徳之島・天城町の素晴らしい自然を未来に残し、伝えていくために、皆様のご支援、ご協力をどうぞよろしくお願いいたします

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

天城町が世界自然遺産になった経緯

徳之島が世界自然遺産へと登録されるまでの歩みは、約20年前にさかのぼります。1993年に、屋久島と白神山地が日本初の世界自然遺産と認定された10年後の2003年、国内における新たな世界自然遺産への候補地として、知床、小笠原諸島、琉球諸島(奄美群島含む)の3地域が選定されました。

10年後の2013年に、科学的に遺産価値を有すると評価され、奄美大島、徳之島、沖縄島北部、西表島の4地域を候補地として絞り込み、2016年に世界遺産暫定リストに記載されました。(この間、知床と小笠原諸島は世界自然遺産登録済み)そして、奄美群島、沖縄島北部のやんばるが「完全性」「保護管理」の強化を目的として国立公園に指定され、2017年に「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」として世界自然遺産に推薦されました。

しかしながら、専門機関IUCNによる調査の結果、改善点を指摘されて2018年に「登録延期」が勧告され、その課題に対応するために、一度推薦を取り下げることになりました。
1年間かけて、徳之島を含め、奄美大島、沖縄島北部、西表島が課題解決に向けて取り組んだ結果、2021年に専門機関からの「登録適当」との勧告をうけ、晴れて2021年7月に「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」として世界自然遺産に登録されました。

なぜ今あまぎ学なのか

天城学を受講する町内の子ども達

徳之島が世界自然遺産として登録され、私たち天城町に暮らす人々も、世界遺産の島に暮らす人々となりました。改めて、この自然を守っていくために、町民、島民が一丸となって価値を知る必要があります。
しかし、島民や町民の皆様と話しをすると、「なんとなく自然がすごいのは知っているが、なぜ世界自然遺産になっているのか」「なにが世界自然遺産になっているのか」という声が聞こえるのも事実です。改めて、徳之島の自然の価値を島に暮らす人々に知ってもらい、誇りに持ってもらう為の活動が重要になってくると私たちは考えます。

こうして2019年から始まったのが、天城町世界自然遺産学習「あまぎ学」です。あまぎ学は、天城町の児童(生徒)が、世界自然遺産や自然環境等に関するプログラムを体系的に学習することにより、私たちが暮らす、徳之島・天城町の世界的な“価値”について理解を深め、郷土に対する誇りを育むことを一番の目的としています。そして、世界自然遺産の島“徳之島・天城町”の次世代を担う人材を育成していきたいというねらいがあります。そして、子ども達を通じて、その親御さんや地域の人達が天城町の自然に更なる関心を持つようになってもらえればと思っています。


天城町の子ども達は、高校卒業後に8割以上が島を離れ、島外での生活を始めます。あまぎ学で学んだ知識や誇りを胸に、徳之島・天城町の世界的な価値や魅力を一番に伝えられる人材になってほしいと願っています。

副読本の作成について

2023年春頃までに、『あまぎ学』における教科書『徳之島・天城町が世界に誇る自然と文化(仮)』を刊行したいと考えています。
これまでのあまぎ学では、天城町内に出先機関を置く環境省の職員による講話や天城町の自然保護専門員や自然遺産担当の行政職員の講話、町のパンフレット等を活用した授業が主な中身となっていました。より、子ども達に分かりやすく、もっと知りたい、学びたい、と思ってもらえるようにするためにも、あまぎ学における教科書を作成し、未来の子ども達のためにも活用していきたいと考えています。

寄付金の使い道について

みなさまから頂いたご寄付は副読本の作成費用として活用させて頂きます。

内訳
印刷製本費
+
デザイン構成費:2,000,000円
※目標金額を下回った場合も、上回った場合も、本事業へ活用いたします。


【事業スケジュール】
R3年11月  構成着手
R4年4月  制作着手
R4年12月  制作完了
R5年4月  公開&授業開始

寄付者のみなさまへ

天城町長 森田 弘光からのメッセージ

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この度は、鹿児島県徳之島・天城町のプロジェクトに共感頂き誠にありがとうございます。本プロジェクトは、天城町の未来を担う子ども達のために、実施するプロジェクトとなっております。
天城町では、「ユイの心をもち、世界雄飛と島担うひとづくり」を基本目標として、将来の天城町を託せる人材の教育を推進してきました。その一つとして、小中学校の総合的学習の時間を活用し、天城町の人・文化・歴史、そして自然環境等の世界的な“価値”について学びを行うため「あまぎ学」としてプラグラム化して参りました。
多くの皆様に、天城町のプロジェクトの趣旨にご賛同いただき、皆様のご期待に応えられるよう全力で取り組んでまいります。ご支援のほど、なにとぞよろしくお願いいたします。

天城町教育委員会教育長 院田 裕一からのメッセージ

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この度は、「あまぎ学を通じた地元学の推進」プロジェクトにご共感頂きまして誠にありがとうございます。
 教育を通じて子ども達に学んでほしいことは、『何のためにこの勉強を行っているのか』ということを、早い段階で子ども達自身が意識することが大切です。それは、天城町が実践している「あまぎ学」においても同様です。『なぜ地元について学ぶ必要があるのか』ということを、しっかりと認識してもらう必要があると考えます。天城町の未来を担うのは、今、天城町で学んでいる子ども達です。そのためにも、世界自然遺産となった島を誇りに思い、天城町の素晴らしさ、歴史や伝統文化の価値を知ることが非常に重要だと考えます。
今回のプロジェクトを通じ、あまぎ学への学びを深めることで、地域貢献出来るような人材に育ってほしいと願っています。
 皆様のご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

  • 2023年04月25日 16:41

    クラウドファンディングを活用して制作したあまぎ学副読本が完成いたしました!

    2021年8月から実施させていただきました、ふるさとチョイスガバメントクラウドファンディングの実施に際し、皆様から多大なるご協力を賜り、誠にありがとうございました。

    今回実施したガバメントクラウドファンディングでは、「世界自然遺産の島、徳之島・天城町の魅力を次世代につないでいくバトン! ~あまぎ学を通した地元学の推進~」という事で、天城町内の子ども達のために、副読本を作成するためご寄付を募らせていただきました。

    皆様方のお力添えにより、目標の寄付額を達成し、昨年2022年度制作に取り掛かりまして、本年2023年4月に、天城町内の子ども達に配布をすることが出来ました。

    今回作成した副読本に関しましては、ご寄付を頂いた皆様にもお届けさせて頂ければと考えております。

    今後も、ふるさと納税で頂いたご寄付は、天城町の未来を担う子どもたちのために、ご活用させて頂ければと存じます。
    今後とも天城町ふるさと納税事業へのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

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鹿児島県天城町

徳之島は、鹿児島県本土から約468km南西に位置する奄美群島の離島のひとつです。亜熱帯海洋性気候に属し、年間を通して温暖湿潤な気候に恵まれ、日本の有人島(北海道、九州、本州、四国、沖縄、北方領土を除く)の中でも10番目の大きさを誇ります。私たちが暮らす天城町(あまぎちょう)は、この徳之島の北西部に位置しています。
透き通る青い海やまとまって拡がる緑、満点の星空と、豊かな自然と独自の文化が今なお残されています。
毎年夏場にはトライアスロン大会が開催され、冬場になると多くのプロスポーツ選手や実業団の選手が合宿に訪れるスポーツの町としても知られており、2021年の東京オリンピックにおいても、本町で冬季合宿を経験した選手が多数活躍しております。