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【令和5年度開館】本物のものづくり空間をよみがえらせたい!(仮)堺鉄砲鍛冶屋敷ミュージアム応援プロジェクト

カテゴリー:伝統・文化・歴史 

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寄付金額 603,000

10%

目標金額:6,000,000

達成率
10%
支援人数
48
終了まで
受付終了

大阪府堺市(おおさかふ さかいし)

寄付募集期間:2021年9月13日~2021年12月11日(90日間)

堺市

プロジェクトオーナー

堺市では現在、日本で唯一のこる江戸時代前期の鉄砲鍛冶の住居兼作業場である、「井上関右衛門家住宅」の保存修理工事を実施しており、令和5年度に「(仮)堺鉄砲鍛冶屋敷ミュージアム」としての開館をめざしています。
昨年度の「鉄砲鍛冶屋敷再生プロジェクト」に続き、堺のものづくりの原点ともいえる鉄砲生産の歴史を後世に伝え、魅力あるミュージアムを創るために、皆様からのご支援をお願いいたします。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

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結果:-

堺の鉄砲鍛冶 井上関右衛門

井上関右衛門家とは

堺市堺区北旅籠町西1丁に所在する井上関右衛門家は、全国唯一の江戸時代前期の鉄砲鍛冶の住居兼作業場で、堺市指定有形文化財に指定されています。また、屋敷から近年発見された古文書などの歴史資料は江戸時代前期から近代まで約300年にわたり、2万点以上が確認されるなど質・量ともに日本一の鉄砲生産に関する資料群です。堺の鉄砲鍛冶は江戸時代後期には全国の約8割もの藩と取引していましたが、その中でも井上関右衛門は61もの大名と取引し、堺でもトップクラスでした。

2万点以上の古文書から、歴史をくつがえす大発見

井上関右衛門家から発見された古文書は堺市と関西大学の共同研究調査の結果、日本の鉄砲生産の歴史を書き換える大発見であることが分かってきました。
江戸時代の鉄砲の生産は、平和な時代を迎えて衰退したと考えられてきましたが、井上家関右衛門家の古文書を読み解くと、武家からの鉄砲受注が江戸時代後期から急激に増加していたことがわかります。また、堺のものづくりの原点ともいえる分業によるものづくりの実態を示す資料も新たに発見されるなど、ミュージアムを拠点にした今後の研究の進展が期待できます。

本物のものづくり空間をよみがえらせたい!

本物のものづくり空間をよみがえらせたい!
全国唯一現存する江戸前期の鉄砲鍛冶屋敷である井上関右衛門家には、屋敷内に「鍛冶場」・「細工場」・「店の間」などの一般の町家にはない特別な機能が見られます。皆様のご支援で、江戸時代の鉄砲鍛冶が活躍した「本物のものづくり空間」をミュージアムとしてよみがえらせることができれば、職人が銃身を作っていた鍛冶場で、江戸時代の技術の粋を感じ、細工場で職人たちの分業により作られる火縄銃の組立を体験、江戸時代の店の間そのままに展示された貴重な資料や鉄砲図面からは、江戸時代の鉄砲ビジネスを垣間見ることができます。

貴重な文化財を活かした魅力あるミュージアムへ

堺鉄砲鍛冶屋敷井上関右衛門家住宅は、全国唯一の江戸時代前期の鉄砲鍛冶の住居兼作業場として、堺市指定有形文化財に指定されています。
堺市ではこれらの貴重な文化財を未来に伝えていくと同時に、堺環濠エリア北部の観光周遊の拠点として活用をはかるため、魅力あるミュージアムの整備を目指しています。
貴重な文化財を後世に伝え、歴史文化資源を活かした魅力あるまちづくりにつなげるため、みなさまのご支援をお願いします。

【事業スケジュール】

2017年度:個人より屋敷及び鉄砲の寄贈をいただく。
2018年度:計画策定
2020年度:保存修理工事着工
2023年度:「(仮)堺鉄砲鍛冶屋敷ミュージアム」としてオープン予定

【寄附金の主な使途】

堺鉄砲鍛冶屋敷井上関右衛門家住宅にのこる貴重な文化財を適切な環境で展示し、たくさんの方々にご覧いただくための展示資料の整備に活用いたします
(例)展示ケース、展示資料の修復、鉄砲鍛冶の鍛冶場、細工場、店の間の再現展示など

事業にかける想い

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堺市長 永藤 英機
堺市には、世界遺産「百舌鳥・古市古墳群」をはじめ、中世自治都市の面影を残す「環濠エリア」、茶の湯文化や伝統産業である刃物・線香など、数多くの歴史文化資源があります。
環濠エリア北部に所在する井上関右衛門家住宅は、かつて堺の主要産業であった火縄銃の製造所として、日本で唯一現存する江戸時代前期の鉄砲鍛冶屋敷です。
皆様からのご寄附は、その魅力を五感で体感できる「(仮称)堺鉄砲鍛冶屋敷ミュージアム」として貴重な歴史的遺産を再生するために活用いたします
ぜひ、趣旨にご賛同いただき、ご支援をよろしくお願いします。

写真

関西大学名誉教授・兵庫県立歴史博物館館長 藪田 貫 氏
かつて「日本のベニス」と呼ばれた歴史都市堺も今では、町を囲んだ往時の環濠はありません。しかし、碁盤目状の町並みは、昭和20年(1945)の大空襲を経た現在も残されています。とくに町家が残る北部地区では、「歴史的な町並みを活かしたまちづくり」が取り組まれていますが、鉄砲鍛冶屋敷井上関右衛門家は、まさにその一画、北旅籠町にあります。
表口が約35メートルという町家ですが、屋敷内には鍜治場・細工場場と店の間、それぞれの遺構が残り、絵図とともに最盛期に年間二百挺余の鉄砲が制作された町工場の姿を確かめることができます。そんな「江戸の町工場」が、二万点余の資料をもとに明らかにされ、鉄砲鍛冶屋敷ミュージアムとして再現されます。日本で唯一の鉄砲鍛冶屋敷ミュージアムです。

お礼の品のご紹介

【本プロジェクトだけの寄附者特典】


①(仮)堺鉄砲鍛冶屋敷ミュージアムのプレオープンツアーへの参加
 正式オープンに先立ち、専門家の解説付きで鉄砲鍛冶屋敷ミュージアムの隅々までご案内します

②堺鉄砲鍛冶屋敷に葺く瓦への記名
 鉄砲鍛冶屋敷主屋に葺く瓦へ記名いただけます(第2回記名会は令和4年6月から7月頃を想定)

上記、2つの特典はそれぞれ5,000円1口となります。
希望される方は申込時のアンケートフォームにてその旨回答してください。
本特典を希望される方は返礼品をお選びいただくことはできません。

現在進捗情報はありません。

大阪府堺市

大阪府堺市
1543年(天文12年)に種子島にもたらされた鉄砲は、その後、堺でも製造されるようになります。江戸時代に入っても堺のまちでは、大坂の陣で徳川方に協力し、幕府から特権を与えられた「五鍛冶」をはじめ多くの鉄砲鍛冶が盛んに鉄砲の製造を行いました。
井上関右衛門家は江戸時代の前期から堺で活動を始めた鉄砲鍛冶で、その屋敷は当時の鉄砲生産現場が残されている建物として、日本で唯一現存しており、とても貴重な文化財です。
堺市では、井上家住宅の保存修理を行い、「(仮)鉄砲鍛冶屋敷ミュージアム」としての公開を目指しています。
主要産業であった鉄砲生産の歴史や堺のものづくりの歴史を後世に伝え続けていくため、皆様のご支援をお待ちしています。