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後継者育成が急務となる伝統的工芸産業の技術を、未来に残したい!

カテゴリー:伝統・文化・歴史 

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寄付金額 1,580,000

79%

目標金額:2,000,000

達成率
79%
支援人数
71
終了まで
受付終了

山形県山形市(やまがたけん やまがたし)

寄付募集期間:2021年10月18日~2022年1月16日(90日間)

山形県山形市

プロジェクトオーナー

南北朝時代、時の武将「斯波兼頼」が山形市で地盤を築き、以降職人の町が発展した際には150を超える職人屋敷がありました。
現在、伝統を受け継いだ職人さんは急激に減り、桶樽や竹細工など残念ながら埋没してしまった技術もあります。和傘や漆器、鋸や特技木工は特に事業の承継が急務です。
これ以上埋もらせることは出来ない!今、後継者を育てていかなければならない!その思いで山形市では支援事業に取り組んでいます。
山形市の伝統的工芸産業の後継者育成のため、3年連続でクラウドファンディングに挑戦し、多くの皆さまから暖かいご支援をいただきました。
今年も、山形市が世界に誇る伝統的工芸の技術を未来につなぐため、再びクラウドファンディングに挑戦します。

受け継がれてきた技を、後世へつなぐ

山形市の伝統的工芸品、ご存知でしょうか?

豊富な水資源と肥沃な土壌により美しい自然と豊かな気候風土に育まれた山形市は、古くから数多くの素晴らしい素材の宝庫でした。そうした真の素材を活かし、北前船により伝わった京文化を独自に進化させ代々継承してきたのが山形市の伝統的工芸品です。

こけしや籐工芸などその種類は18にも上り、現在は山形仏壇と山形鋳物が経済産業大臣指定の伝統的工芸品にも認定されています。

しかし、現代の伝統的工芸産業においては職人の高齢化や新たな担い手の確保が難しい状況にあることから、年々職人の数が減少傾向にあります。「和傘」「漆器」「鋸」「特技木工」においては現在事業者が3人未満と、特に減少が激しい状況です。

新たな担い手の確保、継続的な雇用は、山形市の伝統的工芸産業を存続させていくために重要な課題となっています。

伝統の技術を守り、且つ新しい風を取り入れていくためには、皆様からの支援が必要です。
どうぞ、山形市の伝統的工芸品を守っていくためにご協力をお願いいたします。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

伝統工芸品の可能性を広げるため、
若いチカラを活かした事業が進行中!!

■職人と学生の交流事業

山形市が実施している「職人と学生の交流事業」は、
地元山形市に所在する東北芸術工科大学との連携事業です。

ものづくりやデザインを学ぶ学生が伝統工芸産業の事業者と交流し、
若い感性で新しい伝統工芸品のアイディア発案や意見交換を行います。

そうして生まれた新しい価値観の伝統工芸品を広く発表することにより、
これまで伝統工芸品に触れたことのない方や、関心を持つきっかけの無かった方、
若い世代など様々な方面から注目を集め、素晴らしい山形市の伝統工芸品を広めることで、
業界全体の活性化を目指しています。

【事業の進行方法】

① 事業所訪問

学生が事業者の仕事場を訪問し、直接自身の目で技術を学びます。

制作方法、素材の特徴、加工の仕方など、必要な情報を収集します。

優れた伝統工芸品を手に取って、新たな活用方法を思い描いていきます。

① 事業所訪問

② アイディア検討

事業所訪問で得たインスピレーションを基に、デザインを発案していきます。

学生同士で意見を交わし、アイディアをブラッシュアップしていきます。


② アイディア検討

③ 職人へのプレゼンテーション

完成したアイディアを職人へプレゼンテーションします。

デザインのコンセプトや特徴を伝え、時には職人からアドバイスをいただきます。

アイディアによっては、実際に職人が試作品を作ることも。


③ 職人へのプレゼンテーション

④ アイディアの発表

職人からのアドバイスを受け、さらにブラッシュアップしたアイディアをいよいよ試作。

山形市の伝統工芸品が一堂に会する年に一度のイベント「山形市伝統的工芸品まつり」で試作品を展示して、

たくさんの方々からの興味・関心を集めることができました。

※写真は令和元年度開催のものです。

④ アイディアの発表

■学生が発案した成果品の一部を紹介!!

籐のタオル掛け

熱を加えると曲げやすい籐材の性質を活用した、無垢仕上げのタオル掛け。

優しい雰囲気が和洋どちらにも馴染みます。

籐のタオル掛け

桐のパスタケース

調湿効果に優れた桐材の特性を生かした、乾麺のパスタケース。

目盛りを合わせれば100g単位で取り出せるほか、縦横どちらの向きでも置くことができます。

桐のパスタケース

漆器時計

時計の文字盤を漆塗りで仕上げ、分針の裏に毛を取り付けることで、時を刻むごとに色が少しずつ剥がれていきます。

やがて下地の塗色が見えてくることで、時の流れを感じることができるデザインです。

漆器時計

事業に参加した職人の声

(有)ツルヤ商店 會田源司さん(業種:籐工芸)

写真

「職人と学生の交流事業」に参加して、4年目になります。
東北芸術工科大学の学生による、自由な発想のデザインに毎年驚くとともに、若い世代のニーズや現代の生活様式に沿ったアイディアから刺激を受け、日々の商品開発に活かすことができています。
アイディアの中から商品化を進めているものもあり、今年の提案も期待しているところです。
また、年に1度の「山形市伝統的工芸品まつり」においては、「職人と学生の交流事業」の成果品を展示することで、幅広い世代が伝統工芸の世界に触れ、興味を持っていただくきっかけとなっています。
山形市の伝統工芸の魅力を広め、技術を未来に受け継いでいくために
本プロジェクトにご支援いただければ幸いです。

寄付金の使い道

上記「職人と学生の交流事業」を含む後継者育成事業費にかかる約270万円の内、200万円を寄附で集めたいと考えました。

・職人と学生の交流事業:約40万円

・伝統的工芸産業後継者育成補助金:約80万円
 修行者を雇用し、伝統的工芸の技術を習得させ後継者として育成しようとする事業者を支援するもの。
 令和3年度交付対象者数 2事業者

・伝統的工芸産業修行者支援給付金:約150万円
 継続的な指導や雇用ができない等、技術継承に課題を抱える個人事業者の下で学ぶ修行者を支援するもの。
 令和3年度交付対象者数 1名

 

山形市 市長 佐藤 孝弘

■伝統を受け継ぎ、未来へつなげるために

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山形市の伝統的工芸産業の職人の皆様は、それぞれの分野において、この道一筋に技術の研鑽に励まれ、優れた技術を受け継ぎ、本市産業の振興・発展に大きく寄与しておられます。

現在、我々の身の回りには様々な製品があふれておりますが、作り手の「ものづくり」にかける情熱や感性に直接触れられる伝統的工芸品は、本物を求める人々に、幅広く受け入れられてきております。また、今なお、私たちの生活に身近な工業製品の製造にも密接に関わっております。

伝統的工芸産業は、ライフスタイルの変化や後継者不足により、非常に厳しい状況にありますが、本市のものづくり産業の源として重要な役割をになっております。その伝統的工芸産業を未来に受け継ぐこの取り組みに、是非ご協力を賜りますようお願いいたします。

⇩⇩山形市の伝統的工芸品についての詳細はコチラから⇩⇩

寄附者の皆様へ

山形市からのメッセージ

本プロジェクトへのご支援に、心より御礼申し上げます。

山形市の伝統的工芸産業の事業者の方は昔からの技術を継承しながらも、新しい色を取り入れながら素敵な品を作り上げています。

山形市の伝統的工芸品にご興味のある方、また山形市にご興味を持ってくださった方、ぜひ山形市にお越し下さい。お待ちしております。

現在進捗情報はありません。

山形県山形市