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カルスト台地が魅力の霊仙山の山小屋と登山道を整備して、登山者の安全を守りたい!

カテゴリー:自然・環境 

main_img 達成

寄付金額 3,450,000

345%

目標金額:1,000,000

達成率
345%
支援人数
38
終了まで
受付終了

滋賀県米原市(しがけん まいばらし)

寄付募集期間:2021年12月1日~2022年2月28日(89日間)

米原市 × 米原市山岳遭難防止対策協議会

プロジェクトオーナー

鈴鹿山脈の西北の麓に位置する標高1,094mの霊仙山は、開けた山頂からの景色や季節の美しい花々、そしてカルスト台地が特徴の独特の景色が魅力的な山です。一方、毎年遭難者があり、迷いやすい山としても知られています。霊仙山を安全で安心して楽しんでいただくため、米原市山岳遭難防止対策協議会と協力して、避難小屋の修繕や登山道の環境整備に取り組みます。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

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結果:-

多くの登山ファンに愛される霊仙山

霊仙山は、滋賀県米原市、多賀町、岐阜県にまたがる鈴鹿山脈の西北の麓に位置する標高1,094mの山です。
開けた山頂からは360°のパノラマが楽しむことができ、琵琶湖や滋賀県最高峰の伊吹山、遠くは白山や伊勢湾まで見渡せます。

また、花の百名山としても知られており、早春のフクジュソウからミスミソウ、ニリンソウ、ヤマシャクヤク等季節の美しい花を求めて多くの登山客が訪れます。

カルスト台地が生み出す異世界の景観

霊仙山は石灰岩のカルスト台地からなり、地表の石灰岩が雨水によって溶かされ凹凸のある形へと変化した岩が林立したようカレンフェルトが多くみられます。まるで異世界のような独特の景観は、霊仙山が多くの登山者から人気を集める理由の一つとなっています。

迷いやすい山としても知られている

霊仙山へのメイン登山ルートの1つ榑ヶ畑登山口は米原市にあります。山頂までは、およそ3~4時間程度です。
霊仙山は、一般的には初心者でも登れる初級から中級レベルの山と認識されていますが、迷いやすい山としても知られています。
崩落による登山道の状況の変化やガスで見通しが聞かない状況が起きるため、毎年遭難者が発生しています。

傷みが激しい避難小屋

登山者の安全を守る最前線にある現在の避難小屋は、2003年に建築されました。18年が経過し、山頂の厳しい環境や台風の影響などにより、外壁の劣化が進み一部が損壊しています。

このままでは避難小屋としての登山者の安全確保を担う役割が果たせないため、米原市山岳遭難防止対策協議会と協力して、避難小屋の修繕を計画しています。

安全な登山のための登山道の整備

霊仙山には、カルスト台地特有の「ドリーネ」が多数あります。
ドリーネは、地下の空洞が発達して表層が崩落して生じる穴で、滑落の危険性があり、登山者は注意が必要です。
安全な登山のため、ドリーネの位置や登山道の迷いやすいポイントを示す看板や救助を円滑に行うための道標の設置を計画しています。

原因は獣害。昔は全く違った霊仙山

上の写真は1990年頃の霊仙山です。山頂は、ほんの20年前までは背丈ほどあるクマザサが生い茂り、「クマザサで登山道がわからない。」とも言われていました。しかし、今、山頂のクマザサは壊滅しており、その他の草木もほとんど生えていません。
この原因となっているのは、鹿です。

草食の鹿は、頭が届く範囲の低層木や広葉樹の幼木、下草を食べてしまい、新たな草木が育たなくなっています。
山の保水力となる植物がないと、風化が早まったり、雨が降った時に土砂が流れやすくなり、現在の霊仙山の景色に変貌してしまいました。
霊仙山では、鹿の被害により頂上付近の植生がほとんど失われ、土砂の崩落の危険が高まっています。
魅力的な景色とともに、この現状もあわせて知っていただきたいと思います。

霊仙山を安全で安心して楽しんでいただくため、皆様の温かいご支援をお願いいたします。

寄付金の使い道

皆さまからのご支援は、避難小屋の修繕や登山道の環境整備、獣害対策などに活用し、登山者の皆様の安全・安心の確保と霊仙山の保全につなげます。

米原市長 平尾道雄

写真

近年のアウトドアブームや、コロナ禍により自然を求めて登山を楽しむ方が増えています。関西・東海圏からのアクセスも良い霊仙山は、特徴的な地形や四季折々の花、雄大な景観から、登山者に高い人気があり、親しまれています。
しかしながら、登山者が増える一方で、遭難事故や怪我による通報件数が増加していることもまぎれもない事実です。登山者の命を守るためにも、避難小屋の修繕や登山環境の整備は急務であり、一日も早く登山者にとって安心・安全な霊仙山登山を楽しんでいただける環境を整えていきたいと考えています。
皆様のご支援をよろしくお願いします。

現在進捗情報はありません。

滋賀県米原市

米原市は滋賀県東北部地域の中心に位置しており、 日本百名山のひとつである伊吹山とその南には霊仙山がそびえ、総面積の63%を占める森林にたくわえられた水は、清流姉川や天野川となって地域を流れ、母なる琵琶湖に注ぐという、水と緑に包まれた自然豊かな地域です。伊吹山のお花畑、姉川の清流、三島池のマガモ、天野川などのホタル、鮎、醒井のハリヨと梅花藻など美しい自然、また、貴重な動植物の宝庫です。

歴史では、伊吹山と醒井の居醒の水を舞台にしたヤマトタケル伝説や、古代豪族息長氏の舞台となるほか、中山道と各宿場、平安時代の高僧・最澄、室町時代の大名佐々木道誉(京極高氏)、戦国時代を代表する秀吉、三成などが活躍するなど歴史の舞台にも登場し、数多くの史跡を残しています。

また、滋賀県唯一の新幹線停車駅「米原駅」を有するほか、東海道本線、北陸本線、近江鉄道が乗り入れるとともに、主要道路として名神高速道路、北陸自動車道ICが立地するなど、近畿・中部・北陸を結ぶ大動脈の結節点であり、広域交通の要衝となっています。