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誰もがイキイキと働ける世の中へ。視覚障害者の「就労」をサポートする活動を応援!

カテゴリー:健康・福祉 

main_img 達成

寄付金額 3,565,833

101.8%

目標金額:3,500,000

達成率
101.8%
支援人数
82
終了まで
受付終了

兵庫県神戸市(ひょうごけん こうべし)

寄付募集期間:2021年11月1日~2022年1月30日(91日間)

兵庫県神戸市 × 公益社団法人NEXT VISION

プロジェクトオーナー

神戸市では、再生医療をはじめとする革新的な医療技術の創出を目指す神戸医療産業都市の取組みを推進しています。2014年、神戸医療産業都市において、iPS細胞を用いた世界初の網膜移植手術を実施することができました。
しかし、世界最先端の医療技術をもってしても、未だ失われた視力を取り戻すには至っていません。そのため、神戸医療産業都市の眼科専門施設・神戸アイセンターでは、高度医療とともに、眼の障害に対する総合的なサポート=ロービジョンケアを提供しています。ふるさと納税による寄付を募集し、視覚障害者のQOL(生活の質)を向上させ、ひいては社会参加である「就労」に繋げる取り組みを支援します。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

視覚障害者の「就労」をサポートする活動にご支援を!

視覚障害(見えない、見えにくい人)のあるすべての人が学び、働き、趣味やスポーツを楽しみながらイキイキと生活を送ることが可能です。しかしながら見えない、見えにくいことで何もできなくなるという社会の不理解のため、視覚障害者の能力を生かすことができず就労できないという課題があります。
視覚障害者の就労事例とアイデアを募集し紹介する事業を中心として、視覚障害者がどのように働いているのか、どうすれば働けるのか、あるいはどんな働き方ができるかを多くの方に知ってもらうことで、視覚障害者の「就労」を支援します。
視覚障害者の就労事例や働き方のアイデアが社会に広く認知されることで視覚障害者の社会復帰、ひいては社会参加である「就労」に繋げる取り組みを支援します。

地域での取り組み事例のご紹介

isee! Working Awardsについて

視覚障害者が活躍する姿を知ってもらい、更なる社会復帰を促進

日本の視覚障害者は164万人、このうち全盲は18.8万人、145万人がロービジョン(弱視)と言われています。そのすべての人が、学び、働き、趣味やスポーツを楽しみながら生き生きとした生活を送ることが可能です。
しかし、「就労」だけ取り上げてみると、ハローワークを通じた視覚障害者の就職件数は1,500件で、身体障害者全体の就職件数20,025件の約7.5%にしかなりません。(2020年度データ)残念ながらまだまだ視覚障害者の就労件数が少ないことがわかります。これは、企業の人事担当者を対象とした意識調査で、視覚障害者が最も採用のハードルが高いと感じるという回答が多いことからも裏付けられます。見えないことで何もできなくなるという社会の不理解のため、視覚障害者の能力を生かすことができず就労できないという課題があります。
視覚障害者の活躍を支え、就労を広く促進していくためには、多くの視覚障害者が社会の中で活躍している事実を知ることが第一歩だと考えています。
そのために、本事業では視覚障害者の就労事例やアイデアを集め、審査員が独自の視点で選んだ事例・アイデアを表彰します。また表彰された就労事例やアイデアが社会に認知されるよう、ホームページや広報物で情報発信します。

公益社団法人NEXT VISIONについて

視覚障害者の就学や就労を支援、イキイキと社会参加できる世界へ

写真

「公益社団法人NEXT VISION」は神戸アイセンターにてビジョンパークを運営している団体で、ビジョンパークで、視覚障害者にQOLを向上させるデバイスや補助具などを紹介するほか、リハビリを受けられるように関係機関に繋ぐ役割を果たしています。すべての視覚障害者が、就労や就学、趣味をあきらめることなく、イキイキと社会参加できる世界を作ることを目的として活動しています。
NEXT VISIONは、この取組みを「isee!運動」と呼び、推進しています。

写真

視覚障害者が支援施設にたどり着くには、物理的・心理的に高いハードルがあります。そのため、神戸アイセンターでは、病院のエントランスにロービジョンケアを提供する空間=通称「ビジョンパーク」を設けました。
患者さんやそのご家族が、診察を終えた後、そのままiPadや拡大読書器など、QOLを向上させる最新のデバイスに触れることができます。また、キッチンやクライミングウォールなど、視力低下で失われた日常生活を取り戻すためのきっかけとなる体験スペースも設けています。
ここを訪れた視覚障害者が、障害があってもいろんなことに挑戦している人の姿に触れることで、新しい人生へ踏み出す勇気をもってもらいたい―。ビジョンパークは、そんな気づきや手がかりを提供する空間です。

視覚障害者の方々から共感の声。

・ワンストップで視覚障害の相談ができることがとても良いですね。
・仕事ができなくなって困っていましたが、支援機関を紹介してもらい就労につながりました。
・目が見えなくても音声でスマホやタブレットが使えるなんて知りませんでした。日常生活や仕事でぜひ使いたいですね。
・自分と同じ視覚障害者が活躍している姿を見ることで元気をもらえました。
・人と人が関わることで、支援者同士のネットワークが広がって良いと思います。
・ここに来るといろんな情報がもらえておもしろい。また来ますね。
・コロナ禍では世の中がどうなっているのかわからなくて、不安なことがあったけれどオ  
ンラインで相談できてよかったです。
・緊急事態宣言中は外出するのが不安でしたがオンラインでのイベントは自宅から参加で  
きてよかったです。
・オンラインイベントでは最新の情報を教えてもらえるので毎回参加するのが楽しみです。

ビジョンパーク情報マスター 和田 浩一 さん

皆さまのあたたかいお気持ちが、視覚障害者と社会全体を元気にします。

中学2年生の頃から視力が衰え、30歳の時に見えなくなってしまいました。その間、大学を出て盲学校の教員の職に就きましたが、「見えなくなった人に対して何かできないか」と、視覚障害者を支援する活動に参加している中でNEXT VISIONを知ったことが、この取り組みに加わったきっかけです。ここへ来られた皆さんが、「元気が出た」と言って帰られるのが本当にうれしいですね。神戸の医療の最先端の地で、視覚障害者を支える活動のタネが芽吹き育っています。私たちの取り組みにぜひご賛同いただき、あたたかい支援をいただけますようよろしくお願いいたします。

公益社団法人NEXT VISION理事 初瀬 勇輔 さん

失明してもあきらめないチャレンジの精神が、新たな人生を切り開きます。

私は大学2年生で弁護士を志していたときに緑内障により中心視野のほとんどを失いました。文字も読めず、人の顔もわからない、頼れる組織や団体とつながることもできず絶望の淵にありました。その後視覚障害者柔道と出会い、パラリンピックに出場することで障害を受容するきっかけを得ることができました。現在は障害者の就労を支援する活動をしています。人とつながり最新のテクノロジーや情報を得ることで視覚障害の社会的な生活力は必ず向上します。目に頼らずともできる仕事があり、レジャーや趣味もあることをたくさんの人に知ってもらいたいと思っています。これからもNEXT VISIONの活動に温かいご支援をお願いいたします。
(パラアスリート・柔道)

公益社団法人NEXT VISION理事 髙橋 政代 先生

医療だけではなく、テクノロジーと合理的配慮によって、「障害」を解決できる社会を実現したい。

我々のチームは多くの支援者や協力者と共に再生医療研究を進め、ついに視細胞を含む神経網膜を移植する臨床研究に到達しました。再生医療を標準治療としてみなさんの元にお届けし、喜んでくださる笑顔を見たいという一心で活動していますが、これからの時代は医療だけではなく、テクノロジーが身体の機能障害だけでなく、各人が抱える社会的障害を解決し、生活がより便利に快適になることが期待されます。できないと思われていたことをテクノロジーや合理的配慮で可能にし、さらにその先に到達する。
障害のある人をできない人と思うのではなく、イノベーションの元となる「障害」の価値を強みと捉えられる社会こそ、インクルーシブな社会だと思っており、NEXT VISIONが行う活動がその実現のきっかけになればうれしく思います。
これからもNEXT VISIONの活動にご理解とご支援をよろしくお願いいたします。

寄附者のみなさまへ

集まった寄附金は下記の事業に使わせていただきます。
視覚障害者の「就労」に焦点を当てたコンテストの開催・運営および、表彰された就労事例の社会認知を目的とした情報発信等
※目標金額の達成に関わらず、上記使い道へ活用させて頂きます。

  • 2022年03月10日 21:09

    isee! "Working Awards”を実施しました!

    公益社団法人 NEXT VISIONでは、情報障害をゼロにして全ての人が活躍できる社会を目指して、isee! 運動を展開しています。
    ロービジョンになっても生き生きと活躍し、互いに社会を支え合えることを目指しています。特に就労に注力した事業として、「isee! "Working Awards"」を実施しています。
    今年で6回目となる「isee! "Working Awards"」は、「就労」に焦点をあて、視覚障害者(見えない、見えにくい人)がどのように働いているのか【事例】、また、どうすれば働けるのか、あるいはどんな働き方ができるか【アイデア】を募集しました。
    応募された【事例】と【アイデア】を審査員に選んでいただき、広く社会に発信することで、視覚障害者の社会参加、就労、ひいては社会の戦力として働き、社会の損失を軽減させることを目的としています。
    2022年2月20日(日)に受賞者発表・授賞式を開催しました。今年も昨年に引き続き新型コロナウイルスのため、完全オンラインで実施しました。
    審査の結果、事例部門の入賞が5件、入選が4件及びアイデア部門の入賞が5件、入選が10件でした。
    応募された事例とアイデアはそれぞれ審査員から高く評価され、企業でのインクルーシブな取り組みが広がっていることや、見えなくてもあきらめることなく、力強く道を切り開く事例が発表されました。
    授賞式に参加された多くの方から「感銘を受けた」や、「勇気をいただいた」という声をいただきました。
    受賞者の事例及びアイデアの内容については、公益社団法人NEXT VISIONのホームページで公開し、広く社会の人々に知っていただけるように情報発信をしています。
    授賞式での入賞者の発表動画も今年から掲載しています。
    また、事例とアイデアの内容、審査員のコメントを冊子にまとめた就労事例・アイデア集を作成し、広く本事業の内容を周知させるために配布を行っています。
    過去の受賞者の内容も公益社団法人NEXT VISIONのホームページで公開しています。
    どうぞご覧いただき、視覚障害者の就労について一層のご理解とご支援をいただければありがたく存じます。
    ご支援をいただきました皆様方に心より深く御礼申し上げます。

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  • 2021年12月27日 09:35

    ~全盲のデジタル庁職員たちが戦う理由。「字が読めなくなってしまったころ、人材募集を知りました」~

    公益社団法人NEXT VISIONの活動をご支援いただきありがとうございます。

    デジタル庁には、ウェブ上で提供されている情報やサービスを、誰もが利用しやすく設計する「ウェブアクセシビリティ」を推進するチームがあり、このチームで働く3人のうち2人は視覚障害があります。
    神戸アイセンター病院2階ビジョンパークの情報マスターの和田さんも、デジタル庁職員としてこのチームで働いています。
    自身の障害を強みに変えて、ウェブアクセシビリティ向上のために働くデジタル庁の職員を取材した記事をご紹介いたします。

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兵庫県神戸市

海と山に囲まれた自然豊かな街並み、世界的に有名な神戸ビーフの生産地、太閤秀吉がこよなく愛した日本最古の温泉の一つである有馬温泉、異国情緒あふれる“みなとまち神戸”には、様々な顔があります。「BE KOBE」は 「神戸の魅力は人である」という思いを集約したシビックプライドメッセージ。人と人との支え合いの風土が育まれ、2019年に世界生活環境・都市ランキングにおいて、国内都市で第一位に選ばれました。