本気で交通事故をゼロへ！アマミノクロウサギを守る！

徳之島で暮らすアマミノクロウサギ

世界でも徳之島と奄美大島にしか生息しないアマミノクロウサギは、古くから姿を変えることなく生きている原始的なウサギです。
徳之島での生息数は200頭と推定され、特別天然記念物・種の保存法対象種にも指定されています。
アマミノクロウサギの寿命は約15年。大きいものになると体長50㎝、体重3,000ｇ程度まで成長します。
開けた場所で排泄する習性があり、道路上でフンを見かけることが多々あります。
アマミノクロウサギの1回の排泄時間は10分～30分かかることから、外敵（特にハブ）に襲われにくい開けた場所を選択していると考えられています。
また、春・秋の年2回繁殖活動をすると言われ、子どもを巣穴で育てます。
巣穴の大きさは1mにもなり、2日に1回のペースで授乳します。
それ以外の時間は、子どもを巣穴に残して入口を塞ぎ、外敵から襲われないようにします。
しかし近年では、外敵から襲われるよりも交通事故（ロードキル）が増加しています。
これは、アマミノクロウサギの個体数が少しずつ増加し、エサを求めて山麓まで活動するようになったことが原因だと思われます。
親ウサギが交通事故などで死亡してしまい、残された子ウサギも巣穴から出られず死亡してしまうケースもあります。

【貴重映像】果樹園に姿を見せたアマミノクロウサギの様子。

徳之島町ふるさと納税では約４年前からアマミノクロウサギとの共生を目指したプロジェクトを進めています。
こちらの映像は、徳之島のたんかん（柑橘果物）果樹園に姿を見せたアマミノクロウサギです。
こちらの果樹園では、アマミノクロウサギとの共生を目指し、アマミノクロウサギによる食害対策を行い園内を開放しています。
アマミノクロウサギは夜になると、果樹園内の雑草や下草を食べたり、走り回ったりして遊んでいるのですが、あまりに居心地が良かったのか、アマミノクロウサギが明るいうちに姿を見せました。
警戒心の強いアマミノクロウサギの動く姿は夜間に撮影されることが多く、本当に貴重な映像です。

徳之島町が本気で取り組む対策！

徳之島町では交通事故（ロードキル）が多発している道路を中心に、新たな注意喚起の看板を設置いたします。
また、反射板なども活用し、アマミノクロウサギの交通事故（ロードキル）をゼロにしたいと考えています。

交通事故多発道路に看板を設置します！

今回のプロジェクトでは、ロードキルが多発している道路への注意喚起の看板を設置致します。
今までも注意喚起の看板を設置していましたが、文字での表記も多く、今後増加が予想される外国の方にも対応したアマミノクロウサギのシルエット看板に変更いたします。
この看板により、昼間はアマミノクロウサギが姿を現す道路であることを知ってもらい、夜間は反射材により道路にアマミノクロウサギが姿を見せ、視覚的にも注意して走行してもらえる効果を期待しています。

ガードレールへの反射板も設置予定！

看板が設置できないような道路では、ガードレールに「うさぎさん注意！」の反射板を設置予定です。
現在、オリジナルの反射板を製作中ですが、島民にも反射板の広報を行い、夜間の運転には更に注意してもらうような取り組みを進めていきます。

広報にも更に力を入れます！

鹿児島県徳之島町のホームページや広報紙、SNSでの広報はもちろんですが、島を訪れる観光客の皆様にも今回の取り組みを広報し、交通事故（ロードキル）ゼロを目指します。

徳之島町役場企画課自然保護担当　米山太平

徳之島の山奥深く、イタジイやリュウキュウマツなど森の恵みをもたらす豊かな森が広がっています。

この森には、私たち人間が誕生する遥か昔から生きる希少な動物達が暮らしています。

森の中を詳しく観察してみると、ケナガネズミが食べたリュウキュウマツの実、アマミノクロウサギがかじった草木など、動物達がこの森に暮らしていることを窺い知ることができます。

近年では、地元の自然保護活動団体を中心とする地域の方々の自然保護活動、ＧＣＦ(ガバメントクラウドファンディング)を活用した共生を目指す取り組みにより、その生息地は広がり、集落周辺の道路においてもその姿を見かけるようになりました。

一方、アマミノクロウサギの生息地が広がったことで大きな問題となっている“ロードキル”。
今年5月には、同一箇所で3件のロードキルが立て続けに発生するなど、野生動物に配慮した車両の運転に加え、生息地の細やかな情報周知が求められています。

徳之島町では、増加傾向にあるアマミノクロウサギの交通事故死の０を目標とするとともに、アマミノクロウサギは走り回る島を目指します。

応援いただいた寄付金の使い道

徳之島町では、今回のGCFプロジェクト事業の目標金額を205万円に設定させて頂きました。
もし、目標金額を超えた場合は徳之島に残された貴重な動植物を守る取り組みに活用させて頂きます。
（※目標金額に達成しなかった場合でも、事業費を一部見直し事業は行います。）

様々な方から賛同を頂いております！

今回のGCFプロジェクトでは、沖縄出身のアーティストpokke104（池城由紀乃）さんにもご賛同頂き、ロードキル防止看板や、返礼品で使用する「アマミノクロウサギ」のイラストをご提供頂きました。
素敵なイラストをご提供いただき誠にありがとうございます。

pokke104（池城由紀乃）さんデザインのポストカード。
奄美・沖縄の希少動物たちが描かれています。

アーティスト/イラストレーター
pokke104　池城由紀乃　さん

国内外で活躍されている沖縄出身のpokke104さんは、サンゴの色や木のラインなどから強いインスピレーションを受け、海や森の中の色彩やカタチ、土地の文化などを取り入れたアート作品を製作されています。
沖縄県内を中心としたARTWORKや、TVCM、ミュージックビデオなどにも関わり、海外でのARTイベントにも参加されています。

pokke104（池城由紀乃）さんWebサイトへ

寄付者の皆様へ～徳之島町ふるさと納税担当者より～

みなさん。きゅ～うがめら（こんにちは）！

鹿児島県徳之島町ふるさと納税です。

私達、徳之島町ふるさと納税は、愛称を「アマミノクロウサギふるさと納税」として、同じ島に暮らす仲間を守る取り組みに力を入れています。

ふるさと納税担当者も本気でロードキルをゼロにするために！

全国の皆様からの応援も頂きながら頑張りますので、ぜひ宜しくお願い致します。

日頃より、鹿児島県徳之島町ふるさと納税にあたたかいご寄付をいただき誠にありがとうございます。

おぼらだれん。（ありがとうございます。）

鹿児島県徳之島町ふるさと納税ｆａｃｅｂｏｏｋ

鹿児島県徳之島町ふるさと納税Ｔｗｉｔｔｅｒ

応援下さった皆様へのお礼の品

応援して下さった皆様へ！
GCFオリジナルのトートバックやミニポーチ。
アマミノクロウサギが姿を見せるタンカン果樹園のたんかん（2022年2月～3月頃配送）などをご用意しています。
また、応援して下さった全ての寄付者様へ、沖縄のアーティストpokke104(池城由紀乃)さんのオリジナルポストカードをお届けします。