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【受付継続中】離島隠岐の島の1勝1敗で終わる人情相撲を盛り上げたい!~隠岐古典相撲大会支援プロジェクト~

カテゴリー:伝統・文化・歴史 

main_img 達成

寄付金額 1,154,000

115.4%

目標金額:1,000,000

達成率
115.4%
支援人数
8
終了まで
受付終了

島根県隠岐の島町(しまねけん おきのしまちょう)

寄付募集期間:2021年10月20日~2022年2月3日(106日間)

島根県隠岐の島町

プロジェクトオーナー

江戸時代を起源とする「隠岐古典相撲」は、夕方の4~5時頃から始まり、次の日の昼頃に終了。
出場力士は約200名、約300番の取り組みが行われます。
この島でしか決して見ることのできない伝統ある相撲です。

本来であれば令和2年の開催を予定しておりました「隠岐古典相撲」は新型コロナウィルス感染拡大防止のため、令和3年への延期としました。
更に感染再拡大の影響により令和4年へ再延期することとなりました。
平成24年以来10年ぶりの開催となる「隠岐古典相撲」は不定期での開催のため今を逃せば更に数年先の開催となり、
この島にしかない特有な行事を知って頂くことや次の世代に伝統を繋ぐことが難しくなることが懸念されています。

そこで、「隠岐古典相撲」について、ガバメントクラウドファンディングに挑戦します。
本年9月まで第1弾を実施しましたが、引き続きのご支援を賜りたく第2弾の継続プロジェクトを実施します。
この島にしかない相撲の魅力と伝統を、ふるさと納税を通じて少しでも多くの方にを知って頂きながら、またお力添えを頂き、大会を開催したい所存です。
是非皆様からのご支援をお待ちしております。

新型コロナウイルスの影響により大会が再延期に

10年待った、隠岐古典相撲

顔見世土俵入り

隠岐では古くから相撲が盛んに行われ、島の子供たちは幼い頃から相撲が身近にあります。
各地域で、あるいは全島を上げて相撲大会が行われますが、中でも、島が一番盛り上がるのが「隠岐古典相撲」です。
「隠岐古典相撲」は、島を上げての慶事があった時にのみ不定期で開催される特別な行事で、島民はもちろんのこと、島外にいる出身者もこの行事を待ちわびています。

今大会は、前回大会から実に10年ぶりの開催となり、これまでは平均で3年に1度の開催でしたが、前例にないほど大会開催までの期間が空くこととなりました。

古来より伝わるこの島にしかない人情相撲

夜を徹して戦う力士200名による相撲

激励の塩

隠岐古典相撲は、ユニークな特徴があります。
 
一つ目に、勝負は同じ相手と続けて2番取り、最初に勝った者は次では相手に勝ちを譲り、1勝1敗で終わります。
これを地元では「人情相撲」と呼び、後々に遺恨を残さないように引き分けで終わると伝えられています。
 
二つ目は、個人同士の勝負でありながら、地域の代表として戦う地域対抗戦であることです。
当日の取組時には土俵溜りにたくさんの応援者が詰めかけ、土俵に上がる力士に向かって大量の塩を投げつけて激励をします。
 
三つ目に、取組は力が釣合っている者同士の対戦が組まれることです。
体格・年齢・今までの実績等を考慮して同等の力があると思われる対戦相手が、役員の話し合いで決められます。
 
四つ目に、役力士の取組の勝者には賞品が贈られることです。
大関・関脇戦の勝者には土俵の四本柱が、小結戦の勝者には柱をつなぐ貫が、草結戦(中学生・高校生の取組)の勝者には土俵の上に組まれた竹が贈られます。

柱かつぎ

島民全ての熱い想いが集結、この感動を共有したい

大会当日、力士たちは地区ごとに氏神へ参拝し、出陣式をした後に会場へ向かいます。
会場へ入る際には相撲甚句を唄いながら行列を組んで入場します。

【土俵祭り】
大会の安全を祈願し、方屋開口などの神事を行います。

【行司口上】
本行司によって、相撲の起源から大会開催の経緯や相撲の勝負判定に関することなどが延べられます。

行事口上

【顔見せ土俵入り】
参加力士を地区ごとに紹介をしながら、土俵をゆっくりと回って土俵入りをします。

【草結】
大会で最初の取組。長い土俵入りが終わっていよいよ取組が始まることから、大変盛り上がる取組です。
また「草結」は、将来隠岐の相撲において中心となって活躍することが期待される中学生や高校生が選ばれます。

大会に向けての稽古

大会開催が決定されると各地区で「地取り」と呼ばれる稽古が始まります。
地取りでは、役力士経験者が中心となって若い力士たちに稽古をつけます。
地区全体の「力士たちを勝たせたい」という強い気持ちから、食事の準備などにみんなが進んで参加します。
地取りで、古典相撲の精神が語られ、若い世代に伝えられていきます。

大会に向けての稽古

【割相撲/飛びつき五人抜き】
役力士以外の力士が、当日に対戦相手を決めて勝負をする割相撲。
割相撲が終わると、割相撲参加者全員による飛びつき五人抜きが行われます。
これは1番勝負で、誰かが相手方の5人に続けて勝つまで続けられます。

【正五番勝負】
それぞれ5人ずつが出場して1番勝負で取組をし、誰かが相手方の5人に続けて勝った場合にその力士が勝者となります。

【正三役】
小結、関脇、大関の取組。
地区を代表する三役であり、とりわけ結びの一番となる大関(隠岐古典相撲は、古式に則り「大関」が最高位)の取組では会場の興奮が最高潮に達します。

【打上げ、柱抜き】
全ての勝負が終わると、役力士は土俵上に座って盃を交わして手打ちを行います。
その後、草結は竹を、小結は貫を、関脇・大関は柱を受け取り、力士を出した地区の人たちは力士を柱等へ 乗せて肩に担ぎ、土俵を3周してからそれぞれの地区へ凱旋します。

隠岐の島の伝統を守りたい

三重土俵

隠岐古典相撲独特のものとして「三重土俵(さんまいどひょう)」があります。
これは、その名のとおり土俵が三段重ねになった独特の形をしており、正月の鏡餅を模したものとも言われています。
しかし、担い手不足により、平成18年の大会を最後に三重土俵は使用されなくなりました。

今大会でも、通常の土俵で設営されますが、勝者に贈られる四本柱、貫、竹の設置はこれまでと変わらず行われます。
土俵が敷設され後に、四本柱を土俵回りに立て、柱をつなぐ貫と竹で柱を固定して土俵が完成します。
この伝統だけでも後世まで引継ぎ、隠岐伝統の相撲を残していきます。

寄附金の使い道

土俵の設営に係る費用の一部に使用いたします。

【目標金額に達しなかった場合の寄附金の取扱い】
目標金額に達しなかった場合でも、本プロジェクトへ活用させていただきます。
また、目標金額以上の寄附を頂いた場合も本プロジェクトに活用させていただきます。

寄附金の使い道

寄附者の皆様へ

隠岐の島町長 池田 高世偉

写真

令和3年9月までに実施した第1弾のプロジェクトにおきましては、全国からたくさんの方からご支援を賜りましたこと、誠にお礼申し上げます。

新型コロナウィルスが収束し、平成24年以来10年ぶりの開催となる「隠岐古典相撲大会」が一つのきっかけとなって、島に再び来島者が来ていただくことを切に願っております。
そのためにも、ふるさと納税をを通じて、この島にしかない伝統の相撲を知っていただきながら、大会開催へとつなげて参ります。 
魅力あるまちづくりを進めてまいりますので、皆様からの温かいご支援を心よりお願い申し上げます。

  • 2021年11月02日 13:38

    目標達成の報告と引き続きのお願い

    10月28日、プロジェクト開始後8日目にして目標金額100万円を達成することができました。
    ご支援を賜りましたこと、お礼申し上げます。
    目標金額は達成しましたが、ご寄付の受付を継続させていただきます。
    引き続き、応援いただけますと幸いです。

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島根県隠岐の島町

隠岐の島町は、島根県の北へ約80㎞離れた日本海にある隠岐諸島最大の島です。
島内は道路がきっちり整備されているので、どこへ行くにもの車で30分程度、ほぼ円形に近い島で外周を一周すると2時間程度です。
2013年に世界ジオパークに認定され、国立公園にも指定されるほど自然豊かな島でありながら、フェリーや高速船に加え空港もあるため、都市部からのアクセスも充実しています。
大自然に囲まれながらも、大型スーパーやドラッグストア、カフェにレストラン、病院や高校までの教育機関まで充実しており、離島とは思えないほど不便を感じない生活が送れます。
また、隠岐の歴史は古く、相撲や牛付きをはじめ、今に続くこの島にしかない伝統を多数残しています。