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廃墟寸前!八女福島の町家保存・活用プロジェクト【第3弾】~西紺屋町の町家再生に支援を~

カテゴリー:伝統・文化・歴史 

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寄付金額 812,000

25.6%

目標金額:3,170,000

達成率
25.6%
支援人数
44
終了まで
受付終了

福岡県八女市(ふくおかけん やめし)

寄付募集期間:2021年11月16日~2022年2月14日(90日間)

福岡県八女市 × 特定非営利活動法人 まちづくりネット八女

プロジェクトオーナー

八女市の市街地である福島地区は、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、江戸期の町家が今も残っています。
しかし、少子高齢化、空洞化によって空き家化したり解体されつつある町家を保存・再生・活用し、次世代に継承していきたいということで、今回クラウドファンディングに挑戦します。

空き家となった町家は、活用されなければ景観を損なうだけでなく倒壊のリスクが高まります。
リノベーションした町家は、入居者のマッチングや起業出店をサポートすることで、町家の保存継承だけでなく地域活性化が期待できます。
皆様からの寄附金は、空き家の再生に貢献します。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

解体したら二度と戻らない町家!

朽ち果て修復不可能になる前に代行リノベーション

私たちのプロジェクトは、所有者が遠方に居住し維持管理できないため建物の寄附を希望するケースや高齢等何らかの事情で空き家の改修ができない場合に、私たちNPO法人が所有者に代わってリノベーションを代行して、活用する取り組みを行っています。

今回のプロジェクトは、八女福島伝建地区内で15年以上空き家化し、老朽化が著しくひどくなり雨漏りしていた伝統的建築物(E家・西紺屋町)を当NPO法人が修理事業を代行し活用します。
所有者から2018年に当NPOに支援要請がありようやく事業実施の目途が立ちましたが、この間も建物の老朽化が進み倒壊の危険性が増しており一刻も早い修理が必要です。

しかしながら、私たちNPO法人も潤沢な資金があるわけではありません。
空き家を再生するためには、市から伝統的建造物の保存修理に対して補助はあるものの、内部改修を含めてかなりの自己負担を伴います。

金融機関等からの借入というリスクを背負いながら挑戦しておりますが、町家の活用を持続するためには金融機関からの融資額を低減しつつ、借り手の負担にならない家賃を維持する必要があります。
このガバメントクラウドファンディングに挑戦することによって、町家の保存活用が実現するものと考えています。
昨年に引き続き、是非皆さまのご支援をお願いします。

※この事業は、八女市がガバメントクラウドファンディングをとおしてNPO法人の活動を支援するもので、「NPO法人活動支援に係る寄附金交付要綱」により、「特定非営利活動法人 まちづくりネット八女」が活動を実施します。

今回改修する物件の現状

この物件は、八女福島の伝統的建造物群保存地区内でも古い建物で江戸時代に建てられております。
一部は事務所として活用されていますが空き家になって10年以上経過し、老朽化が著しくなっています。
特に北側の付属屋は、近年の風雨にさらされ瓦が抜け落ち、柱が傾き、倒壊寸前の状況です。付属屋以外の建物でもいたるところで雨漏れが散見されます。

町屋を本来の形に復元し、廃屋状態から生まれ変わります

今回改修するE家については、半解体してできるだけ建築当時の材料を利用しながら修理を行います。
瓦の葺き替えはもちろんのこと、腐った柱を根継ぎし、軸組を補正して丁寧に当時の建築様式に近づけます。

E家修理後の平面図
E家修理後の立面図

修理した町家は店舗などに活用し、賑わいを取り戻します

私たちNPO法人は、空き家をただ単に改修するだけではなく、町家の魅力を感じて希望される「借り手」の方に空き家を紹介してマッチングを行っています。
このような私たちの取り組みに賛同して遠くから移住してこられる方もたくさんおり、これまで40軒以上のマッチングを行ってきました。
町家が生まれ変わることによって、まちの魅力が増し来訪者が増え、かつての賑わいを取り戻すものと確信しています。

今回のE家も修理後は、町家に理解のある方に店舗として貸し出したいと考えています。

事業実施のスケジュール

寄附金の使い道

E家の保存修理工事を行う費用の一部
・工事費等 26,100千円
(内、ガバメントクラウドファンディングによる資金調達 3,000千円)

※目標金額に達しなかった場合であっても、当NPO法人が銀行からの融資額を増額して事業を実施します。
※目標金額を上回った場合は当該事業にかかる金融機関からの借り入れによる資金調達予定部分に充てて、借入額の減額を行います。

これまでのガバメントクラウドファンディングの取組み

[令和元年度実施ガバメントクラウドファンディング] 
・令和元年度 ガバメントクラウドファンディング実施
・令和2年度 旧倉富家の改修工事に着手~竣工
・令和3年11月 八女福島置屋(雑貨屋・バー・貸部屋・ギャラリー)

[令和2年度実施ガバメントクラウドファンディング]
・令和2年度 ガバメントクラウドファンディング実施
・令和3年度 平野龍平家の改修工事に着手~竣工予定
・令和4年度 町家ホテルとして開業予定

 

古き良き時代を残し、新しい価値を生み出したい

NPO法人まちづくりネット八女の取り組み紹介

※上記の動画は、NPO法人まちづくりネット八女の北島代表が、全国町並み保存連盟の副理事長として出演されたときの動画です。

NPO法人まちづくりネット八女は、これまでも40軒を超える町家のマッチングを行っています。

再生した町家の中には、八女に移住されて開店された「aoカフェ」や、九州の手仕事の魅力を発信されている「うなぎの寝床」や、地域食材を使った薬膳料理が人気の「八女サヘホ」など、市外から多くのお客さんが訪れるスポットとなっています。

サヘホ(改修前・後)
うなぎの寝床(改修前・後)

なかでも昨年から今年にかけて、八女商工会議所の尽力により空き家の町家等を活用した分散型ホテル事業の取組みで、NIPPONIAHOTEL八女福島商家町(2棟7室とレストラン)がオープンしたり、うなぎの寝床による農泊施設「クラフトinn手」がオープンするなど、まち魅力がさらに広がっています。

この事業によって再生された町家が、あらたな賑わいの場所となり八女市を訪れる方の楽しみが増えることが期待されます。

達成したい目標

○保存地区の空き家件数 約17件⇒16件(△1件)
○移住者戸数 1戸(2020年度比)
○起業店舗数 1店舗(2020年度比)
○町並み景観の保全、伝統的建築物群の保存継承
○空き巣犯罪件数の減少
○地域コミュニティの持続への寄与、地域住民の交流の拡大
○市域の交流人口の拡大 年間約1,000人(2020年度比)

 

事業に携わる方の思い

特定非営利活動法人 まちづくりネット八女 北島 力

■暮らしと匠の文化である八女福島の町家建築の魅力は貴重な財産

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2019年度からガバメントクラウドファンディング挑戦しており
これまでの間に多くの皆様にご協力をいただきまして、心より御礼申し上げます。

お陰様で、これまでのプロジェクトで2件の空き家の改修を実施することができました。

私自身も少子高齢化による空き家が増大する八女福島の街並みの移り変わりを肌で感じ、将来のまちの持続に危機を感じた一人でした。
これまで、NPO法人の役員として一人でも多くの仲間を増やし、日本の伝統文化である町家建築を後世に伝えるため、町家の継手の確保を取組んできました。

私自身も老朽化した町家をリノベーションして、八女福島で移住生活をしながら、住民皆さんに寄り添いつつ空き家再生活用の活動を推進しています。

まちの人口減少が深刻になる中、移住者や出店者を温かく受入れ、地域の活力とコミュニティを持続させていきたいと思います。
そして、この活動を奥八女・中山間地域の古民家の空き家の再生活用へと、まちづくりの輪を広めたいと思っています。

是非、皆様の厚いご支援をお願いします。

移住・出店者の声

元気食堂 楽ZEN 八女サヘホ店主 中村 忠和 さん

■八女福島の魅力に引き付けられて出店しました

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昭和初期の老朽化した町家(東紺屋町、旧本山家)を地元のNPO法人の方々が修理再生された伝統的建造物を私がお借りし、
2017年11月に地元の食材とオーガニックにこだわった「元気食堂 楽ZEN 八女サヘホ」をオープンしました。
私は、10年前に東京から移住し、薬膳を学び、健康はまず食事からという考えに至りました。
その中で食養生というもので予防を第一義に考え、元気を維持する食事を作るには、八女という場所は食材も豊富で理想の土地でした。
そんな中、今の建物と出会い、先人たちの知恵を借りて料理をしている私が、古き良き建物でお客様にご提供させていただけるのは喜びです。
古い町並みが残る八女ですが、私のような新参者を気軽に受け入れてくれる温かみがあり、これからの町並みの保存や活性化に少しでも役立てたらと思ってがんばっています。

八女福島で起業者の声

株式会社 つぎと 八女福島担当 玉垣 綾子 さん

■八女福島の空き町家を再生し、新しい生業をつくりましょう!

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私たちは、地域に継承されている町並みや歴史的な建築物(古民家)を中心にその価値を地域の人たちと再認識し、
次世代に継承するため、地域の歴史・文化とともに持続する再生活用を地域の人たちとともに模索しながら、その実践に向けたお手伝いを進めています。

3年前から、八女福島の町並みの魅力に引き付けられて生業の新たな創造実践に向け、縁あってお手伝いをしています。

ぜひ、このプロジェクトに賛同いただき、町家の歴史文化を現代に活かしながら、未来へ続けていける手伝いを多くの人にしていただき、みんなで八女福島を盛り上げましょう。

 

寄附者の皆様へ

特定非営利活動法人 まちづくりネット八女からのメッセージ

失ってしまったものは二度と元には戻りませんが、伝統的建造物にご理解いただいた方、私たちの活動に共感していただいた方からの暖かいご支援に、心よりお礼申し上げます。

今、八女市は町家の再生でちょっとずつ面白くなりつつあります。閑散としていた町に人が増え始め、かつて都市圏に送り出した若者は、町家の良さに気づき戻ってくれる人もいます。

よそ者のイノベーションが地の者を刺激し、地の者はよそ者を暖かく迎え入れる良い循環がゆっくりと流れています。

そのような面白くあたたかい八女市に是非おいでください。お待ちしております。

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このプロジェクトは、八女市内のたくさんの事業者様から趣旨にご賛同いただき返礼品の提供にご協力いただいております。
≪ご協力いただいた事業者(敬称略)≫
矢部屋許斐本家、うなぎの寝床、株式会社アルノ、松尾農園、東フルーツ、株式会社千賀屋(八女ファクトリー)

  • 2022年11月14日 20:45

    2022年度も引き続きクラウドファンディングに挑戦中!

    ※こちらは、2021年度にガバメントクラウドファンディング「廃墟寸前!八女福島の町家保存・活用プロジェクト【第3弾】~西紺屋町の町家再生に支援を~」にご寄付いただいた方に向けての進捗報告です。

    昨年ご寄付いただきました資金を活用しまして、間もなく空き町家の改修工事に着手します。
    この事業は2022年~2023年の2カ年の工事を予定しており、町家ホテル兼貸事務所として活用を行います。
    そのために、今年も引き続きクラウドファンディングに挑戦しております。
    現在までにたくさんの方のご支援を頂いておりますが、1つでも多くの空き町家を改修して活用するために、現在募集しているプロジェクトについても引き続きご支援いただければ幸いです。

    <2022年に募集しているプロジェクト>
    空き町家をリノベーション! 八女福島に町家ホテルを増やしたい【第4弾】
    ※2021年に募集したプロジェクトの継続事業
    募集期間:2022年10月3日~2022年12月31日
    実施主体:八女市×NPO法人まちづくりネット八女(代表 北島力)
    URL https://www.furusato-tax.jp/gcf/1868

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福岡県八女市

特定非営利活動法人 まちづくりネット八女は、江戸から明治期に商家町として栄えた八女市福島地区に残る伝統的建造物(町家)の再生活用を取組みながら、出店及び移住の受入を積極的に進める活動をしています。
継手がなく空き家となった町家を後世に残すために、皆さんのご支援をお願いいたします。

この事業は、八女市が、ガバメントクラウドファンディングをとおしてNPO法人の活動を支援するもので、「NPO法人活動支援に係る寄附金交付要綱」により、「特定非営利活動法人 まちづくりネット八女」が活動を実施します。

  • GCFとは?

このプロジェクトへの応援メッセージ

  • 歴史的建造物の保存に少しでも貢献できればさ幸いです。  福岡県出身者として応援しています。

    2022年2月13日 13:27

  • 廃墟寸前!八女福島の町家保存・活用プロジェクト【第3弾】~西紺屋町の町家再生に支援を~
    事業の成功を心より応援しております。

    2022年2月5日 17:37

  • 八女、また伺いたいです。町屋再生が実現し、八女がより素敵な町並みになることを祈っています!

    2022年1月10日 16:00

  • まちづくりネット八女の北島さんの活動を応援しています。

    2022年1月7日 13:24

  • 八女の町並みが蘇りますように…

    2021年12月31日 21:46

  • 古民家再生し、若者がそれに親しむ、、という流れが日本各地で繰り広げられたらと思います。応援しております。

    2021年12月31日 9:37

  • 北島さん、事業の成功をお祈り申し上げます。

    2021年12月26日 16:53

  • 本家と本籍地が八女市の者です。ぜひ古民家長屋を復活させてください。応援しています。

    2021年12月24日 10:56

  • 私は生まれも育ちも八女市(福島小学校→福島中学校→福島高校)です。 放生会の八幡宮のある宮野町で暮らしました。 今は小郡市在住ですが、愛するふるさと八女市の福島の町家保存プロジェクトを心から応援しています。

    2021年12月20日 5:20

  • 市民の財産である八女福島の町並みの保存継承を公民協働で、更に取り組みましょう。

    2021年12月12日 1:27

  • 末永く美しい町並みが保存され、賑わうことを期待しています

    2021年12月10日 19:12

  • 町屋の街並みを是非残して下さい

    2021年12月5日 16:11

  • 子供の頃、実家の上陽町に行く途中で、福島のバスターミナルで乗り換えをしていました。福島とても懐かしいです。町家の再生、ぜひ応援します。

    2021年11月22日 20:24

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