【第３弾】犬・猫の避妊・去勢手術支援で、人と動物が安全に暮らせるまちを目指して！

犬・猫の殺処分ゼロに向けて

人と動物が安心して暮らしていくために

鹿嶋市のある茨城県では、譲渡適性があると判断された犬及び猫の2019年度における殺処分頭数がゼロとなりました。

茨城県では、「譲渡候補犬の選定に関するガイドライン」を踏まえ、不治の病気や攻撃性がある等の理由により、譲渡することが適切でないと判断された犬・猫や、収容中の死亡を除いて、2019年度は殺処頭数がゼロとなっています。
上記を含んだ2019年度の殺処分頭数は、犬が前年度から91頭減少の144頭、猫が前年度から213匹増加の424匹となっています。

2019年度では譲渡適性があると判断された犬及び猫の殺処分頭数はゼロとなりましたが、それ以外の犬・猫の殺処分は未だ多く行われています。犬・猫とわたしたちが安心して暮らせるまちづくりのためには、避妊・去勢手術支援の取組みは継続して実施していく必要があると考えます。

本プロジェクトは、2019年度及び2020年度に達成した同プロジェクトを継続する第３弾となります。

犬・猫の避妊又は去勢手術の支援をしています

鹿嶋市の犬・猫に対する取組

鹿嶋市では、犬・猫の避妊・去勢手術を支援する「鹿嶋市犬ねこの避妊又は去勢手術補助金」事業を実施しています。

■支援の対象

鹿嶋市民の方が飼育する犬と猫
※犬について狂犬病予防注射の接種を受けていること等の条件があります。
※猫については市内において手術の目的で捕獲された猫を含みます。

■補助金額

避妊・去勢手術に要した費用の2分の1の額　ただし、下記の限度額があります。
・犬については、1頭につき5,000円
・猫については、1匹につき3,000円

2020年度の補助実績：752件

・犬：避妊64件、去勢57件
・猫：避妊351件、去勢280件
補助金額の総計は、2,495,500円となりました。

また、2021年度については、９月末の時点で以下のような状況となっています。
・犬：避妊35件、去勢31件
・猫：避妊165件、去勢107件

猫のTNR活動の推進

地域の猫のために

飼い主のいない猫によるフン害や、ゴミや花壇等を荒らされる等の生活面でのトラブルが原因で、殺処分される猫が後を絶ちません。

不幸な猫を減らし、地域の環境問題を解決するための取組みとして、鹿嶋市では「茨城県猫の適正飼養ガイドライン」に基づき、猫のTNR活動※を推進するため、飼い主のいない猫についても、避妊・去勢手術を目的に捕獲された猫であれば、補助の対象としています。

※TNR活動…捕獲し（Trap）、避妊・去勢手術を施し（Neuter）、元のテリトリーに戻す（Return）

ご覧のみなさまへ

鹿嶋市からのメッセージ

犬・猫の殺処分を減らし、犬・猫といった動物と人が安心して暮らすためには、飼育に関するひとりひとりのご理解・ご協力と、自治体などによる支援が必要です。
また、その取り組みは一度きりではなく、継続して行うことが大切です。

動物と人の共生を支援する本プロジェクトのご支援をよろしくお願いいたします。