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黒土川小水力発電プロジェクト ~小水力が生む世紀を超える持続可能なエネルギーと地域活性化と人・森・水づくり~

カテゴリー:まちづくり 

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寄付金額 1,090,000

5.8%

目標金額:18,700,000

達成率
5.8%
支援人数
36
終了まで
受付終了

兵庫県宍粟市(ひょうごけん しそうし)

寄付募集期間:2022年3月1日~2022年5月31日(92日間)

兵庫県宍粟市

プロジェクトオーナー

兵庫県宍粟市の北部に位置する千種町黒土地区には、大正12年2月から稼働していた小水力発電施設跡があります。地域の環境資源と先人たちの知恵を生かし、戦前に稼働していた水力発電所の復活をめざすと共に、地域活力を維持しながら持続可能な開発目標(SDGs)、脱炭素社会の実現に向けた施策に取り組みます。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

黒土川小水力発電プロジェクト ~小水力が生む世紀を超える持続可能なエネルギーと地域活性化と人・森・水づくり~

 兵庫県宍粟市の北部に位置する千種町 黒土(ちくさちょう くろつち)地区には、大正期に稼働していたと思われる水力発電施設跡があります。地域の環境資源と先人たちの知恵を生かし、戦前に稼働していた水力発電所の復活をめざすと共に、地域活力を維持しながら持続可能な開発目標(SDGs)、脱炭素社会の実現に向けた施策に取り組みます。

プロジェクト内容

①小水力発電所の整備

地域の資源と地形を活かした小水力発電所(ペルトン水車)を整備します。黒土の土地は、平成29年度から平成30年度にかけて実施した可能性評価事業で、最大使用流量0.08㎥/s、有効落差50.1m、発電出力33.1kWの発電可能性を見出しています。発電所運用後に得られる売電収益は地域づくりや山林の整備、遊歩道の整備などの地域活性化に活用します。

ペルトン水車とは

水流の衝撃を利用した衝動水車です。羽根車(ランナー)に水流を入射し、回転力を得る水車で、高い水圧を利用する高落差の場所に適し、水量に対しジェット水流を調節することで、高い発電効率を実現します。

ペルトン水車とは


②SDGsへの取組

このプロジェクトでは、自然再生の循環システムを千種川で作り、持続可能なエネルギーを創造します。
取水口の上流域に地域で管理している約100ヘクタールの山林を整備し、山林の保水力を向上させ、災害に強い山林を形成するとともに、小水力発電への安定した水量の確保をめざします。
また、千種川は瀬戸内海東部の海域「播磨灘」の源流にあたります。山林を整備することによって生まれる養分豊かな水を播磨灘に送り出すことで川と海の保全と再生をめざします。

地球の酸素の約60%は海で作られている‼

わたしたちが地球上で生きていくうえで欠かせない酸素は、光合成によってつくられていますが、海の中でも、太陽の光がとどく海中に漂っているプランクトンや海藻によって光合成は行われています。
光合成に必要な太陽の光が届くのは海面から70~80m程度ですが、この海面に近いところに住むプランクトンによって、地球の酸素の約60%がつくられています。

地球の酸素の約60%は海で作られている‼


③持続可能な循環システムのモデル地区をめざして

地域住民(自治体)主体で小水力発電を実施し、得られた収益で地域活性化及び持続可能な循環システムの構築をめざす取り組みは、全国でも先進的な取組であり、次年度以降は自然循環の仕組みを学習する場として、視察研修の受け入れ態勢を整えていく予定です。


自慢の返礼品をご紹介します!

コシヒカリ:千種の光

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千種のコシヒカリ【特別栽培米】
 千種町の自然環境を活かし、また有機入り肥料を使用し、農薬の使用を最小限に抑え、厳しい生産水準をクリアした安心安全のお米(コシヒカリ)です。

~お米のおいしさを高校生が証明~
 千種高校の1学年が、食育の意識を高めるため、地域の休耕田をお借りしてお米作りを始めました。その過程で「千種のお米は本当においしいのか?」という疑問から2020年度「全国農業高校お米甲子園」に応募しました。
 その結果、金賞を受賞し、千種のお米のおいしさを地元の高校生が証明してくれました。

 ※全国名水百選に選ばれた千種川の源流域では、栄養は豊富ですが水温は低いため、昼夜で大きな寒暖差が生まれます。千種町には、おいしいお米が育つ自然環境があります。

≪速報≫

2021年度のお米が「第15回日本一おいしいお米コンテスト」で金賞を受賞しました。2021年度のお米の名前は「結びの米」です。

 

寄付金の使い道

本プロジェクトへの寄付金は以下の一部として活用させていただきます。
 
※目標金額以上の寄付を頂いた場合、本プロジェクトに係る追加費用として活用させていただきます。
※目標金額に達しなかった場合についても、寄付金は本プロジェクトに活用させていただきます。


〇設計管理費

〇改修費用
・土木工事費・・・取水、沈砂池、管路設置工事、建物工事費
・発電設備費・・・ペルトン水車、制御盤、系統連系盤設置費
・設計費 など

  
〇返礼品費用
・10,000円以上の寄付をいただいた方には、宍粟市自慢の返礼品をご用意しています。

 

プロジェクトに携わる方々の思い

黒土川小水力発電合同会社 春名様

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 宍粟市千種町は兵庫、岡山、鳥取の県境に位置し、県下第2峰の三室山と第3峰後山に代表される1000メートル級の山々が連なり、全国名水百選「千種川」の支流となる黒土川を有しています。町の中心部に位置する標高300m~400mの傾斜地には住居が点在し、構成世帯93戸、人口281名という小さな町ですが、老人会、婦人部会、子供会、消防団、地元林を管理する縁故地組合、伝統の獅子舞を伝承する黒土獅子舞保存会などの地域の団体があり、クリーン作戦、山林の下刈りや除草、清掃活動、防災、人権学習会、秋祭り、滝まつり、地元神社での元旦祭、節分祭など、様々なイベントに地域の方々が手を携えながら取り組んでいます。

 地域の課題としては、急激な少子高齢化による過疎化により、ここ数年のうちにも自治会の存続が危ぶまれていることです。それに伴い、農地、山林を管理するマンパワーが減少し、周辺農地や山林の荒廃が一段と加速することが懸念されています。

 当自治会の特色でもある縁故地組合(昭和30年代に組織され、現在は自治会内の山林約100ヘクタールを管理しています)では、平成21年~23年には、兵庫県の県民緑税を活用した針広混交林整備事業に取組み、さらに、平成30年~令和2年をかけても針広混交林整備事業に取組むなど、未来の森づくり、水づくり、防災への取組を積極的に行って参りました。
今回着手しております小水力発電事業は、自治会の存続をかけた取組であり、再生可能なエネルギーとなることはもとより、地域づくり、獣害対策や農地・山林荒廃対策への取組を推進するための資源として役立て、千種川の源流に位置する地域として、「播磨灘に清流を送る」を合言葉に、千種川水系への水資源の安定供給に取組みます。

 かつて、黒土の先人が大正時代になし得た発電所を復活させ、新たな「地域再生への希望づくり」に向けて取り組みたいと考えています。

黒土自治会 会長 阿曽茂夫様

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 日本の多くの農山村地域の自治会は、私たちの地域と同様に過疎化が進む中で、山林や農地の保全が危うくなり、地域の存続が危ぶまれています。
 そのような危機的状況で、地域の有志の方々が、小水力発電所の建設にたどり着かれたこと、地域住民を代表しまして、お慶びとお礼を申し上げます。

 この取組は千種川源流からの「千種川SDGs」の始まりとなります。源流域での持続可能なエネルギーから生まれる豊かな森づくり、そして、千種川流域の豊かな河川・播磨灘の恵みへとつながり、さらには、地域の皆さまと流域の人々との交流を育むこととなる「千種川SDGs」として、全国的にも先進モデルとなることを、心から祈っています。

千種川漁業 会長 右手貞雄

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共に、豊かな千種川づくりに取り組みましょう。応援しています。

播磨灘を守る会 会長 瀬越謙之

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海と源流域の交流を深めながら、全国に誇れる河川と海にしましょう。

現在進捗情報はありません。

兵庫県宍粟市

兵庫県の中西部に位置する宍粟市は9割を森林が占めるまちです。
2015年3月には、兵庫県で初のセラピーロードとして認定されました。宍粟の森は心と身体を癒す効果が科学的に認められた森です。
また、奈良時代初期に編纂された「播磨国風土記」に記されている【日本酒発祥の地】として、森に守られた清流を使った日本酒造りが古くから行われています。