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びわ湖から鈴鹿山脈まで水源を守る100年の森づくりを支援したい!

カテゴリー:まちづくり 

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寄付金額 691,500

46.1%

目標金額:1,500,000

達成率
46.1%
支援人数
43
終了まで
受付終了

滋賀県東近江市(しがけん ひがしおうみし)

寄付募集期間:2022年12月1日~2023年2月28日(90日間)

滋賀県東近江市

プロジェクトオーナー

東近江市では、鈴鹿山脈から琵琶湖まで森里川湖のつながりをいかしたまちづくりを目指して、100年先を見据えた森づくりを掲げ、人と森林の関係性を見つめ直す取組を進めています。

また、東近江市の「未来資本を太らせよう!」を合言葉に活動する公益財団法人東近江三方よし基金では、企業等からの寄附を原資に「東近江の森と人をつなぐ あかね基金」を設立し、森の保全や活用、山村の活性化や森の文化継承などを支援する取組を進めています。

そこで東近江市は、公益財団法人東近江三方よし基金が取り組んでいる「東近江の森と人をつなぐ あかね基金」を支援し、100年先を見据えた森づくりを推進するため、クラウドファンディング型の寄附を募集します。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

昨年度に引き続きクラウドファンディングを募集します。

昨年度、ふるさと納税を活用したクラウドファンディングの募集を企画したところ、多くの皆様から支援をいただき目標額を達成することができました。

今年度、公益財団法人東近江三方よし基金において、いただいた御寄附を活用した助成事業の募集を行い応募のあった6団体のうち、4団体への支援を決定しました。現在、各団体において森と人をつなぐ取組を進めています。

今日、東近江市の豊かな森の保全や活用、山村の活性化や森の文化継承などを支援する取組を進めるため、昨年度に引き続き、ふるさと納税を活用したクラウドファンディングを募集します。皆様の御支援をぜひお願いいたします。

公益財団法人東近江三方よし基金とは

地域の資源を最大限活用し、東近江市民に息づいた自治と公共の精神を受け継ぎ、行政と市民、市民と市民が協働により持てる力をそれぞれの場所で発揮しながら、「お互いさま」の心を持って連携・協力し、まちづくりを進めていく必要があります。

地域の里山の保全やこの地域に住みたいと願う次世代を育てる活動、地域世代を超えた交流の場づくり、若者が働きたいと思う仕事づくりなど、社会的に意義のある活動を支援したいとの思いがこもった「志のあるお金」をいかすため、「公益財団法人東近江三方よし基金」が設立されました。

詳細は公益財団法人東近江三方よし基金のホームページをご覧ください。

寄附金の使い道

公益財団法人東近江三方よし基金では、寄附金を原資に「東近江の森と人をつなぐ あかね基金」を創設し、森の保全や活用、山村の活性化や森の文化の継承など地域で森と人をつなぐ活動を行う団体に対して助成されています。

目標金額を達成できた場合も未達成の場合も、皆さまから寄せられた貴重な寄附金を「東近江の森と人をつなぐあかね基金」で活用されるよう、東近江市から公益財団法人東近江三方よし基金に対して拠出します。

「イヌワシの棲む森」を育てる

~森の保全~

東近江市の東に広がる鈴鹿山脈には、日本の山地最大の猛禽類であるイヌワシが生息できる潜在的な環境があります。イヌワシが棲む森になるには、森・里・川、また湖にいたるまで動植物が豊かであることが重要であり、動植物が健全であることは、人間の暮らしを支える自然環境の豊かさが求められることから、イヌワシが棲める森づくりなど森林の保全活動を支援します。

森林の多面的機能の活用

~森の機能活用~

東近江市の面積の56%は森林です。その森林から流れ出る愛知川等の清流は、近畿最大規模の耕地面積を有する田畑を潤し、私たちの生活や経済を支えるなど、豊かな恵みを与えてくれます。そんな恵みを後世に引き継ぐためにも水源の涵養や生物多様性の保全、文化の維持や継承、地球温暖化の防止、木材等の生産といった森林の多面的な機能が活用される取組を支援します。

里山保育で子どもたちの心に残る原体験を

~森の資源の活用~

東近江市では、子どもたちの豊かな心を育む原体験となるよう、里山保育を実施しています。身近な里山で自然の楽しさを知ることにより地域への愛着心が育まれ、里山保育を体験した子どもたちが大人になったとき、「子どもの頃に近くの里山でいっぱい遊んだな。家族ができたら、こんなまちで子どもを育てたいな。」と、地域やその自然を大切に思う価値観を次代に引き継ぐような、森の資源を活用する取組を支援します。

鈴鹿10座の保全・整備

~都市との交流~

東近江市では、鈴鹿山脈の素晴らしさと存在意義を広く周知し、保全活用するため、数ある鈴鹿の山峰から10座を認定しました。自然志向の高まりにより、多くの方が鈴鹿10座をはじめ、東近江市の山々に登山やキャンプに訪れていることから、都市との交流を目的として豊かな自然環境を保全・整備するなど、都市との交流につながる取組を支援します。

幻の銘茶「政所茶」

~山村の活性化~

「宇治は茶所、茶は政所」と詠われているように、全国に名の知れた有名なお茶の産地が東近江市の奥永源寺地域にあります。厳しい気象条件の下で作られ、香りがよく苦味の中にほのかな甘みがある政所茶は、手摘みの上質なお茶として名声を博しましたが、現在は生産量が減少し、大変希少なお茶となっていることから、生産者等への支援など山村活性化につながる取組を支援します。

木地師文化発祥の地

~森の文化の継承~

ろくろを使用して椀や盆、こけしなどの挽きもの木地を作る工人を木地師と呼びます。鈴鹿山中の小椋谷は、全国の木地師の出身地と言われており、伝承によると平安時代に文徳天皇の第一皇子惟喬(これたか)親王が即位の機を失って小椋谷に入り、この地の人にろくろ技術を伝えたといいます。日本林業遺産としても認められたこの地は、全国の木地師を統括していた聖地として「木地師のふるさと」と呼ばれています。そうした文化を次代に引き継ぐ取組を支援します。

2022年度あかね基金を活用して事業を実施している団体

東近江に再びイヌワシを呼び戻すプロジェクト協議会

鈴鹿山脈中央部に位置する東近江市の森が食物連鎖の頂点に立つ大型猛禽類を含めた「生命が巡る森」となることを目的に活動する団体です。
2022年度事業では、管内におけるイヌワシの情報整理と過去のハンティング場所マップ作製や狩場再生優先サイトの選定、過去の狩場の現地調査や課題整理、先進地事例の情報収集等を提案し事業採択されました。
生命が巡る森の象徴としてのイヌワシを呼び戻すことを目標に、狩場となる場所の植生改善や試験伐採などを始め、地域の森林景観や生物多様性の改善を通して持続可能な森林資源の活用につながる取組を進めています。

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楽楽ひろば

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東近江市立永源寺図書館を拠点に人と自然がつながるための居場所作り、地域の高齢者の知恵や自然とものを大切にする思いを次世代に伝え自然豊かな地域を未来に残していく事を目的に活動している団体です。
2022年度事業では、伐採木を使った木工教室の開催や、地域のため池周辺の自然体験学習を通して、地域にある資源に目を向ける機会の創出を提案し、事業採択されました。
さまざまな世代が集える場所づくり、人と自然がつながるための場所づくりを通じ、自然豊かな地域を未来に残していく活動を進めています。

梵ジュール里山保全クラブ

放置林に手を入れ、散策道を整備することにより、訪れる人が憩い楽しめる里山づくりや、絶滅危惧種や希少種の植物や生き物を育む環境を守る活動に取り組んでいる団体です。
2022年度事業では、間伐材や倒木の薪やしいたけのホダ木への加工販売や里山保全活動の実施、里山を案内するエコツアーの開催、植物や生き物の調査や保護、観察会の実施等を提案し、事業採択されました。
里山に関連するツアーを企画するほか、持続可能な薪ビジネススキームなどの構築により持続的に里山を保全できる基盤を整備するなど里山を本来の姿に蘇らせ、多様な動植物が共存する場所づくりを進めています。

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東近江市あらゆる場面で木を使う推進協議会

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東近江市産木材を使用した玩具・遊具の製作や木製品による木育イベントの開催を通じて、森林や自然環境の大切さを学ぶ機会の創出、豊かな心や生きる力を育むことを目的に活動している団体です。
2022年度事業では、東近江市産材での新たな製品の開発、木育ミニパークの開催や木育イベントの開催のほか、小児病棟に入院中の子どもや、施設に入所されている高齢者の方に地域の木製品に触れていただく機会の創出を提案し事業採択されました。
市内産木材の積極的活用のほか、市内外でのイベント開催で森林や自然環境の大切さを発信し、鈴鹿から琵琶湖までの豊かな自然を次代を担う子どもたちに引き継いでいく活動を進めています。

応援メッセージ

森林から琵琶湖までつながるまちの強みをいかして

東近江市長 小椋 正清

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東近江市は、標高1000m級の山々が連なる鈴鹿山脈から琵琶湖へと続く、清らかな水と肥沃な農地を有する豊かな地域です。この地域の多様な豊かさは市面積の56%を占める森林の悠久の昔からの恵みといっても過言ではありません。
1970年代に環境問題が顕在化、深刻化するなか、滋賀県は琵琶湖の環境保全を目的として「琵琶湖の富栄養化の防止に関する条例」を制定し、工場排水の規制や下水道普及等に取り組む一方、琵琶湖の水資源開発と治水、社会基盤整備を目的とした琵琶湖総合開発事業に着手しました。その結果、琵琶湖の浄化や保全、治水、利水に関しては一定の成果が認められましたが、森林については、水源涵養としての役割のみが期待され、積極的な森林の活用、再生という視点での政策はなされませんでした。これに加え、外国産材の輸入の増加により、国産材価格は暴落し、林業は産業の体をなさなくなり、さらに、プロパンガスの普及により燃料資源としての森林の存在価値も失い、山村は急速に崩壊し、過疎化に拍車がかかりました。
日本は先進国の中でも森林率が格段に高く、その恵みを背景に豊かで多様な歴史文化が育まれてきました。国土面積の68%を占める森林の資源価値が崩壊することは、国土のバランスを失い、ひいては国家の崩壊につながることを、今を生きる私たちは危機感をもって自覚することが必要です。今まさに緑の国の象徴たる森林の価値を再評価し、後世に引き継いでいかなければならないと強く思うところです。
この現状を多くの方々と共有し、その課題の解決に向けて知恵を出し合い、ともに解決に向けて行動を起こしてまいりたいと考えております。多くの皆様の御支援と御協力をお願いいたします。

2022年度「東近江の森と人をつなぐあかね基金」へのご支援のお願い

公益財団法人東近江三方よし基金 理事長 池永 肇恵

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理事長の池永肇恵です。みなさまには、これまで当財団に御理解・御支援を賜り、誠にありがとうございます。東近江市は面積の56%が森林というまちです。東に鈴鹿の山並み、市内にはハイキングコースがある里山や散策に適した遊歩道がある森、神社仏閣のある森林などがあります。それぞれで地域の方々が保全活動をしておられます。そうした、地域の森を守る活動は一見小さな活動に見えますが、里山や森に人の手が入ることで、昨今深刻化している自然災害を防ぎ、生態系を守り、次の世代に豊かな環境を引き継いでいく、大きな意義を持っています。当財団では企業等からの寄付を原資とした「東近江の森と人をつなぐあかね基金」を活用してそうした活動を支援しています。
当財団は、東近江市と連携し、2020年度に初めてふるさと納税で「あかね基金」への資金調達にチャレンジしました。御支援いただいたみなさまのおかげで、本年度は4つの団体を支援しています。支援を受けた4団体は東近江に再びイヌワシを呼び戻すためのプロジェクト、地域の居場所「永源寺図書館」での木工教室の開催、里山の間伐材を活用した経済循環の仕組みづくり、市内産木材を活用した木育のビジネス化などの事業に取り組まれています。このような森と人をつなげる多種多様な事業が東近江に広まりつつあることを感じ、さらなる広まりを期待しています。
人々の暮らしは豊かな自然に支えられています。地域の小さな活動の積み重ねを支援し、森と人をつなぐことを目指す「あかね基金」に対して、どうぞみなさま方からの御理解と御支援をお願いいたします。

お礼の品をご紹介

  • 2023年11月10日 16:36

    令和5年度「びわ湖から鈴鹿山脈まで水源を守る100年の森づくりを支援したい!」の寄附募集を始めました!

    昨年は当市の「びわ湖から鈴鹿山脈まで水源を守る100年の森づくりを支援したい!」へ多くの御寄附・御支援をいただき、誠にありがとうございました。

    皆様からのご寄附は「東近江の森と人をつなぐあかね基金」へ拠出し、森と人の豊かな関係性が100年後も継続することを目指した活動への助成事業に活用させていただいています。
    令和5年度は「東近江に再びイヌワシを呼び戻すプロジェクト協議会」と「雪野山の森・里山クラブ」の2団体のプロジェクトへ助成を実施し、森の保全や活用、山村の活性化、生物多様性の保全につながる取組を進めていただいています。
    また5月には公益財団法人東近江三方よし基金主催の「東近江の森と人をつなぐあかね基金フォーラム2023」が開催され、東近江の森と人をつなぐ様々な活動を支援してきたこれまでの成果とこれからのあり方について考える機会となりました。

    私たちの生活と自然とのつながりが、資源である森里川湖と共生し、100年先の森づくりにつながっています。森と人をつなぐ取組を引き続き支援するため、今年度も「びわ湖から鈴鹿山脈まで水源を守る100年の森づくりを支援したい!」の寄附募集を開始しました。皆様のご支援をぜひお願いいたします。

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滋賀県東近江市

東近江市(ひがしおうみし)は、滋賀県の東部に位置し、鈴鹿山脈から琵琶湖まで豊かな自然に恵まれたまちです。鈴鹿山脈を源流とする豊かな水源が市域を流れ、豊かな大地を育んできました。そして、この水の流れを巧みに取り入れ、文化や産業を発展させ、暮らしを彩り、万葉のころより綿綿と続く奥深い歴史を織りなしてきたまちです。

また、新しい発想と革新の気概をもち、東近江市から全国に広まった文化がたくさんあります。古くは木の盆や椀を作る木地師発祥の地であり、日本のものづくりの原点ともいえる場所です。近世では三方よしの精神で革新的な商法を行った近江商人の発祥の地でもあり、日本で本格的に印刷技術が広まったガリ版印刷の発祥の地でもあります。そんな先人たちの気概が息づくパイオニアシティにぜひお越しください。

東近江市へは、大阪から電車で約1時間10分、車で約1時間30分です。また、中京圏からも近く、名古屋から、電車で約1時間、車で約1時間30分です。