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御領棚田の景観を守る「結」に、あなたもつながってみませんか? イルミネーションでライトアップした幻想的な棚田の光を心に灯そう!

カテゴリー:まちづくり 

main_img 達成

寄付金額 3,800,000

190%

目標金額:2,000,000

達成率
190%
支援人数
270
終了まで
受付終了

山梨県甲斐市(やまなしけん かいし)

寄付募集期間:2022年12月9日~2023年3月8日(90日間)

山梨県甲斐市

プロジェクトオーナー

甲斐市北部に位置する御領棚田は、かつては大小異なる棚田が1,000枚程もあり、「関東有数の規模と景観」とも呼ばれていました。しかし、平成に入った頃には300枚程までに減ってしまい、このままでは美しい棚田が無くなってしまうかもしれない…
現在「NPO法人 敷島棚田等農耕文化保存協会」の皆さんや地元の住民たちのご尽力により、棚田の原風景を、先人から受け継いだ貴重な地域の宝を守るための保全活動を行っています。
もっと多くの人に「御領棚田」を知ってもらいたい、たくさんの人のお力を借りて、地域の宝である棚田の本来の姿を取り戻したい…
そんな思いから新しいイベントに挑戦してみようと考えました。
 
「ソーラー電池を使用したLEDライト(ペットボタル)によるイルミネーションの装飾」
 
数千本の光によって、暗闇の中に浮かび上がる棚田の姿。皆さんの目に、心に、きっと消えない光を灯してくれることと思います。
このイベントを実現させ、埋もれてしまった棚田の復活、日本に誇れる棚田の景観を後世に繋いでいくためにも、皆様からのご支援をお願いします。

御領棚田とは

ふるさとを感じる、棚田のある風景

甲斐市北部に広がる御領棚田の風景

甲斐市北部地域への入り口にあたる睦沢・吉沢地区など荒川や亀沢川沿いの谷すじに分布する御領棚田は、江戸時代初期に開拓されたと言われています。

昭和20年代には大小異なる棚田が1,000枚程もあり、その規模と景観の美しさは関東随一と言われ、観光の名所として昇仙峡と併せて広く知られていました。
しかし、農業従事者の高齢化や後継者不足など、様々な事情で棚田の荒廃が進み、その数も300枚程まで減ってしまいました。

田んぼの枚数は減ってしまっても、往時の棚田の形態をはじめ、石積みや水路なども残されており、田植えの時期には水面に朝日や夕日、そして月光が美しく映え、秋には段状の黄金色の豊かな実りが季節を伝えてくれます。まさに日本の農耕文化を象徴する貴重な景観です。

御領棚田の保存への取組み

棚田保存会の皆さん
棚田の田植え風景1
棚田の田植え風景2
棚田の稲刈り風景

先人たちが斜面を切り開き、汗を流し、泥にまみれて築き上げてきた地域の宝が、このままではなくなってしまう。そう危惧した地元の有志が集まって、棚田の景観を守るための保存活動が行われています。
棚田の素晴らしさを市民や来訪者など多くの人に知ってもらい、本市の農耕文化を伝える貴重な文化遺産として保存することを目的として、平成15年に「NPO法人 敷島棚田等農耕文化保存協会」が設立されました。

保存会の活動としては、田植えや草刈り、稲刈りなど棚田での水稲耕作に加え、過去には野外コンサートや舞踏公演などのイベントを開催し、この棚田を知ってもらうための活動にも力を注いできました。
なかでも、毎年お田植え後に開催している「棚田ろうそく祭り」は、一夜限りのイベントにも拘らず市内外から多くの人が訪れ、その美しさに心を和ませています。

「御領棚田のイルミネーション」プロジェクト

棚田を彩るペットボタル
ろうそくまつりの様子
御領棚田を700本のろうそくが彩る

水を張った田の畔に沿って浮かべた約700本のろうそくに火を灯し、炎の揺らぎと水面に映し出されるろうそくの光が折り重なって、幻想的な風景を作り出す。この「棚田ろうそく祭り」は、毎年たくさんの来場者を迎え、御領棚田の存在を広く知ってもらうための機会として定着しています。
ただ、「一夜限りではさみしい」「楽しみにしていたが、その日は用事があって見に行けない」こんな声も寄せられています。

年に1回、一夜限りの開催では天候も大きく影響し、遠方からは来場しにくいのが現状です。長期間のイベントとしてさらに多くの方に来場してもらいたい、もっとたくさんの人に御領棚田を見てもらいたい。そんな思いから新しいイベントに挑戦してみようと考えました。

それは…
「ろうそく」に代え、ソーラー電池を使用したLEDライト(ペットボタル)によるイルミネーションの装飾。
数千本にもなるこの光はろうそくの炎と同じ様な「揺らぎ機能」を持ち、見る者を安らいだ気持ちにさせてくれるはずです。
そして、見ていると不思議と気持ちが落ち着く…
また見にいきたい…
そう感じて、この棚田に何度も足を運んでもらえる。そんな人たちが増えてくれれば、棚田をもっと広げたい。

草木に埋もれている今は見えない田んぼも、その姿を現してくれるはず。
それは、棚田の保全に関わる私たちにも元気と誇りを与えてくれます。

プロジェクトが目指す未来

ここには山も川も森もある。畑や田んぼも。市の発展と共に住宅地も増え、市街化も進む甲斐市ではありますが、その中にも守るべき伝統と景観があります。
棚田は甲斐市の風土と人々の永い営みの中で形づくられた「文化的景観」であり、機械に頼らない水稲耕作の伝統を継承している地域資源です。
先人から受け継いだ貴重なこの資源を守り、後世に引き継いでいくとともに、棚田を活かした北部山間地域の活性化を推進していきたいと考えています。
そのためには、多くの人の関わりが必要不可欠です。
 
古くからある農業の「結」は、労働力を出し合って田植えや稲刈りなど農の営みを維持していくための共同作業、いわば地域のつながりのことです。険しい山あいでの農作業を、互いに手を貸し合い、助け合ってきました。
時代が変わり、文化が変わっても、御領棚田では「結」の精神が息づいています。

自分の田んぼではないけれど、みんなで協力して米作り。そこには地域の枠を超えたつながりがあります。
棚田保存会や地元住民、自治体だけでは出来ることに限りがあります。クラウドファンディングという形で日本全国の多くの人の関わりとご支援をいただき、御領棚田の魅力と価値をさらに高めていきたいと考えています。

この「結」にぜひ関わっていただき、私たちとつながってみませんか。
私たちは「結」を大切にします。 

「御領棚田のイルミネーション事業」による地域の活性化を目指し、寄付金は以下の一部として活用させていただきます。

【寄付金の使い道】

・ペットボタル(LED照明器具)の購入費
・御領棚田の保全活動経費
・御領棚田のPR、情報発信経費

【寄付金の使い道】

現在進捗情報はありません。

山梨県甲斐市

甲府盆地の北西部に位置する甲斐市は、東京から約1時間半。
南に富士山、北に八ヶ岳、西に南アルプスを眺め、豊かな自然と快適な都市機能が調和した美しいまち。
朝な夕なに四季折々の風景を愛で、大地の恵みをいただきながら、
75,000人超の人々が、日々の暮らしを謳歌しています。